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井関農機 創業100年 グローバル表彰大会で次の100年へ決意新たに

井関農機 創業100年 グローバル表彰大会で次の100年へ決意新たに

 今年100周年を迎えた井関農機(冨安司郎社長)は1月15日、それを記念し、海外や製造関連会社も含めた井関グループ全体の表彰大会として、東京・港区の「ホテルグランドニッコー東京台場」に1000名、オンライン含め4000名が参加する「2026年ISEKI Global Awards」を開催した。創業100周年のスローガン「Your essential partner」を掲げ、この先の100年もかけがえのない存在であり続けることを誓った。
 「ISEKI Global Awards」は、オペラ歌手・中野亜維里さんが壇上に登場、大スクリーンに映し出された井関農機100年の歴史の映像を背景にアリア「君と旅立とう(和訳)」を熱唱し、凛とした空気の中、幕を開けた。

 


 冨安社長が登壇。はじめに、全国各地で熾烈な競争を勝ち抜き、優れた成績を収めた特約店、販売会社の拠点、トップセールスマン・サービスマンの労をねぎらい、感謝の意を伝えた。その後、昨年の市場環境を振り返り、プロジェクトZが順調に進捗していることを報告、2026年度の取り組みについて要点を絞り説明した。最後に「我々を取り巻く環境は日々大きく変化しているが、『プロジェクトZ』を完遂させ、次の100年に向けた強靭な経営基盤を構築していく。本年はその成否の鍵を握る大事な年だ。守るべきものを守るためにも『変革』を!。グループ一丸で大きな波を起こそう。その先に"新しい100年"を切り拓いていけると確信している」と力強く語った(別掲)。
 その後、石本徳秋・営業本部長が国内の営業方針を説明した。ドジャースの大谷翔平を引き合いに出し「営業力は『攻め』として市場を切り拓き、ガバナンス体制の強化は『守り』として組織の基盤を固める。この両輪を力強く回すことでグループ全体の利益向上を目指す。2026年は、"ISEKIグループ二刀流"の型を完成させる年」と、2026年に向けて"結束力"を呼びかけ、奮起を促した(別掲)。
 続いて、渡部勉開発製造本部長が挨拶。開発製造本部で取り組んでいる『生産最適化』『開発最適化』を説明。続いて新型JapanトラクタBJの発売を宣言。屋外会場と結びBJを初披露、紹介した(別掲)。
 この新型JapanトラクタBJは本Global Awardsの会場屋外に展示、説明も行っていたが、来場者の関心は非常に高く、乗り心地や、操作盤の感触を実際に確かめ、また、担当者に熱心に質問。さっそく納品して欲しいとの声も上がっていた。
 続いて、木全良彰海外営業本部長が挨拶。海外事業の状況と今後の事業展開を説明した(別掲)。
 次に社長賞授与。社長賞は全社的に見て特に顕著な業績があると認められる、或いは全従業員の模範と認められる個人及びグループを表彰するもの。4件が表彰された。功労社員表彰として①国内向け中型トラクタBFシリーズの商品化(井関農機トラクタ技術部・先端技術部・エンジン技術部・デザイン部・品質統括部・購買部・商品企画部・ISEKI Japan・ISEKI M&A・北米駐在・井関重信製作所・井関南吉田製作所の計32名)②アイガモロボ(IGAM2)の商品化及び新規顧客拡大を含む販売計画の達成(ISEKI Japanの計14名)③IMG社2024年度過去最高上達成(IMG/ヰセキヨーロッパの16名)。また創意工夫社員表彰として「品質管理システムチェックシート電子化による品質管理体制の構築」(PTヰセキインドネシア3名)。
 続いて愛媛県発明協会会長賞を「直進アシストレバーの発明」で受賞した井関農機のアグリ技術部・堀田直岐氏(ほか6名)と井関グループ全社技能コンクール最優秀賞者の紹介。①溶接部門:ISEKI M&D松山製造部・串山正範氏②組立部門:PT.ISEKIインドネシア・イイップ氏③塗装部門:同・トニ氏④機械加工部門:井関農機工作室・山岡聖弥氏。幅広く社員の功績を披露し現場の士気を高めた。
 その後、海外関連会社が自己紹介。ISTファームマシナリー社は2013年設立。従業員数51名。販売店数タイ国内18社・ほかに国外代理店。「少人数だが、累計7000台のヰセキ製品を販売した」。ヰセキUK社は2017年設立。従業員数17名。販売店数99店。「7年間で売り上げを2倍に拡大。2026年からはプリクット新社長のもと新体制で一層の拡大を図っていく」。ヰセキドイツは1980年設立。従業員数220名。販売店数250店。「これまでISEKIとともに"景観"を築いてきた。これからはともに"未来"を創っていく」と。ヰセキフランスは2014年設立。従業員数110名。販売店数1100店。「2025年度、我々は過去最高の売上を更新、営業利益も計画を上回る見込みだ。コンパクトトラクタの分野では、常にトップランナーとしての地位を堅持することを至上命題としている。この目標達成にはこれまで以上に井関農機との強固な連携が不可欠だ」と述べた。その後、冨安社長からヰセキフランスのフィリップ社長に感謝状と記念品が贈呈。
 休憩をはさみESC(エクセレントサービスクラブ)・同プレミアム認定、SRC(スーパールートセールスクラブ会員)・同プレミアム認定、SSC(スーパーセールスクラブ会員)・同プレミアム認定。そして拠点採算優秀賞(新設)。特約店表彰75店(別掲)。認定・表彰され登壇していく姿はいずれも意気揚々として誇らしげで、これぞ井関を支える底力だと感じた。
 そして、販売会社表彰。最優秀賞にはISEKI Japan東北カンパニーとISEKI Japan関東甲信越カンパニーが輝いた。優良賞は群馬ヰセキ販売、敢闘賞はISEKI Japan九州カンパニー。
 この1年、万感の思いがあったのだろう。表彰式、冨安社長の目にはうっすらと涙が滲んでいたようにも見えた。谷常務が閉会挨拶(別掲)。第2部(懇親会)に移った。

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