スマート農業の未来を拓く――農研機構、「WAGRIオープンデー」を開催
農業分野におけるデジタル技術の活用が進む中、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は7月11日、東京都内で農業データ連携基盤「WAGRI(ワグリ)」の利活用を促進する展示・交流イベント「WAGRIオープンデー」を開催した。
本イベントには、ICTベンダーやスマート農業関連事業者など約400名が来場。APIを活用した最新の農業支援サービスが講演や展示を通じて紹介された。出展は、農業分野の先端企業22社と農研機構の2部門による計24ブースで構成されている。
来場者のうち約4割は、農林水産省、自治体、農業研究機関、普及指導員などの公的機関関係者であり、農業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する関心の高さがうかがえる。
WAGRIは、農業におけるデータ連携と利活用を推進するオープンプラットフォームであり、農業者・研究者・行政・企業が共通のデータ基盤上で情報を共有・活用できることを目的としている。今回のWAGRIオープンデーは、スマート農業を支える技術革新の最前線を体感できる機会となった。