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製品シェアが24%に STIHLグループバッテリー売上高拡大 

製品シェアが24%に STIHLグループバッテリー売上高拡大 
STIHLグループは、このほど2023年グループ業績を発表、2023年もバッテリー戦略の展開を成功させ、バッテリー駆動の売上高比率が前年の20%から24%に拡大。製品のほぼ4分の1がバッテリー駆動となった、とした。
 STIHL取締役会会長のミヒャエル・トラウブ氏は、「STIHLはバッテリー部門でトップの地位を確立しつつある。私たちのお客様は、STIHLの製品とサービスが高品質であることを知っている」と話している。
 2023年のSTIHLグループの売上高は53億ユーロ(約8326億円、1ユーロ・157・09円換算・2023年12月29日為替レート)に達した。前年比では4.1%の微減となったが、コロナウィルスのパンデミック前と比較すると、売上高は大幅に増加した。為替のマイナス効果も収益に影響を与えたが、為替の影響を除けば、減収は1.1%にとどまる。
 2023年12月31日現在、全世界の従業員数は3.6%減の1万9805人(前年2万552人) 「非常に力強い成長を遂げた3年後の2023年に、需要の減少に直面した。コロナウィルスの大流行によって経験した段階は終わった。外出制限や渡航規制によって、家に閉じこもる状態は、自宅や庭の手入れが非常に人気で、多くの消費者が新しい道具に投資した。現在は高インフレと金利上昇が消費者心理を冷え込ませ、加えて、販売店や小売店は、まず売り払わなければならない在庫をたくさん抱えている」とトラウブ会長。
 このほか、ガソリン駆動製品の売上が大幅に減少する一方で、バッテリーおよびiMow事業は、更に成長。特に西ヨーロッパと北米では、バッテリー駆動製品はすでに主要な役割を果たしており、今後さらに重要性が増すと予想している。
 STIHLは、2027年までにバッテリー駆動製品の売上高比率を少なくとも35%まで引き上げ、2035年までに80%にすることが目標。STIHLのバッテリー製品およびサービスポートフォリオの拡充は、手持ち工具製品のラインナップと新しいホイール付き製品の導入の両面で本格化している。

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