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林野庁 改質リグニン普及へ 展開方向を取りまとめ

CO2の吸収源として注目が集まる森林。その力を最大限発揮するためには、適宜適切な更新が必要となる。そのためにも「伐って、使って、植えて、育てる」サイクルを更に加速させていく必要がある。
 「伐る」量を増やすために重要となるのが、「使う」部分。すなわち需要の確保だ。木材の自給率は近年上昇傾向で推移しているが、これに加えて「新たな需要」を生み出すことができれば「使う」が更に広がる。
 そうしたなかで新たな需要として期待が高まっているのが「改質リグニン」だ。リグニンは木材に比較的多く含有(全体の20~35%)されているもので、スギのチップにポリエチレングリコールを混ぜて加熱することで改質・抽出できる。森林研究・整備機構を中心とした産学官連携で製造技術が開発されている。