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東洋農機 さらなる省力化提案 春のスプリングフェア開催

東洋農機 さらなる省力化提案 春のスプリングフェア開催

 東洋農機=太田耕二社長、北海道帯広市西22条北1―2―5=は、「春のスプリングフェア」を開催している。3月27・28日には三川営業所(夕張郡由仁町本三川674)で実施。使いやすさが格段に進化したオフセットポテトハーベスタ「TOP―1e」やセクションコントロール機能搭載のブームスプレーヤなど、面積拡大に対して更なる省力化を提案した。

 3月16日・17日の十勝(アグロアリーナ)会場からスタートした今年のスプリングフェア。この三川会場は3カ所目で、美瑛(4月2日・3日)・倶知安(4月11日・12日)と進めていく。
 水稲と種子・食用イモの生産が盛んなエリアということもあり、三川会場の注目機はマウントタイプのブームスプレーヤ。同社のマウントスプレーヤは腐食に強く扱いやすい操作性で好評を得ており、折りたたみタイプとスライドタイプをラインアップ。薬液の影響を受けづらいステンレス製とし、タンク底は薬液が最後まで残りにくく無駄なく使用できる船底構造になっている。会場では重複散布を最低限に抑えて無駄な農薬の散布を削減する13セクションコントロールモデルをPR。来場者が細部までのぞき込むように見ていた。
 また、規模拡大が進み、オフセットポテトハーベスタTOP―1への関心が高まっていることから最新式のタンク容量5.0㎥の「TOP―1e」ハイスペックバージョンを展示。作業効率向上を実現する2畦オフセットビートハーベスタも関心を呼んでいた。この他、昨年の秋に初披露して注目を集めたさつまいも収穫が可能な「マルチデガー」をはじめ、各種作業に役立つ自社製品を展示した。
 木村孝常務執行役員営業販売担当は、「TOP―1や2畦ビートハーベスタ、昨年披露したISOBUS仕様ブロキャスはお客がついており、マルチデガ―も台数を絞ったが順調に受注を得ている。購買意欲のある農家さんもいるが、不安定な情勢から慎重な農家さんもいる。そのため、残りの会場を含めて弊社製品に興味ある人と一人でも多く面談して製品PRを重視している」と述べた。