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熊谷農機 スノーラッセル好評 手持ちトラクタを除雪機に

SQRA―1500

 秋田県種苗交換会農機ショー会場で展示

ワンタッチでトラクタを除雪機に早変わりさせて除雪作業をスムーズに行う――。それが熊谷農機=熊谷英希社長、新潟県燕市熊ノ森1077―1=の「スノーラッセル」だ。バージョンアップを重ねて作業性などを改善。最新のSQRAシリーズは、シューターのリモコンをジョイコン型に変更して作業性を向上。秋田県種苗交換会農機ショー会場で展示する。

 昨年の除雪シーズンで除雪機が入手困難になったことから需要を伸ばして大活躍した熊谷農機の最新スノーラッセル。最新型のSQRAシリーズは、トラクタ適応馬力20~30‌PS、最大除雪幅1500㎜の「SQRA―1500」と、同30~45‌PS、同1700㎜「SQRA―1700」の2モデルをラインアップしている。従来モデルより利便性の高い除雪幅へ変更。また、リモコンを従来型からジョイコンに変更し、一つのレバーでシューターを上下、左右の操作が可能になっている。その他改良点は次の通り。
 ①オーガーの刃のピッチを狭くした=これにより雪を細かくかき出せ、ブロワーへの抵抗を抑えることができるようになった②オーガー形状を改良=雪かき込みの抵抗を減らし、オーガー突起部の摩耗による減りを改善③シューター部の改良=回転速度の向上・ガタや揺れを大きく解消。また、防水性の向上とシューターカバーの取り外しが簡単になった④本体部にのぞき窓を搭載=除雪時の除雪状況やオーガーの回転の確認が可能に。安全ピン(シャーピン)が切れた時にオーガーが止まった際の確認が可能⑤本体の刃先・そりプレートを交換式に変更=除雪時に摩耗の激しかった本体刃先やそりプレートが交換できるようになり、長く使えるようになった⑥ミッションの高さを15㎝高く=本体入力軸の位置を高くしたことでマッチングする際の角度差が緩和。ワンタッチで取付けできるトラクタが増えた、など。
 この他、本体重量を重くしたことで雪に乗りあがりにくくなり安定性も向上。昨年同様に受注の動きが速いというから、会場で直接確認する絶好の機会となりそうだ。

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