農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

アテックス＝村田雅弘社長、愛媛県松山市衣山１―２―５＝は、先ごろ、幕張メッセで開催された第13回農業ＷＥＥＫに出展し〝今まであきらめていた場所の草刈りを可能にする〟と人気を集めている、ハイブリッドラジコン草刈機『神刈ＲＪ７０５』に加え、同機の優れた特長をそのままに、能率を２倍に向上させた『神刈１０１６』も紹介した（参考出品。発売予定２０２４年夏）。同社ブースで村田善彦・取締役営業本部長に特長を説明してもらった。
　「当社の神刈ＲＪ７０５は刈幅７００㎜、速度が４㎞／時、傾斜角度45度まで刈れるので、様々なお客様にご利用頂いています。彼の兄貴分として今回ご紹介するのが『神刈１０１６』です。こちらは刈幅１０１６㎜、速度も５㎞／時にアップしています。ＲＪ７０５の兄貴分として大型タイプの神刈が登場します。刈幅も広くなり、作業速度も上がっているので、ＲＪ１０１６は作業能力はＲＪ７０５の約２倍です。大規模経営体のほか官公庁、道路公団やゴルフ場等さらに大規模な草刈りを求めるお客様向けに来夏上市予定です。価格は約２倍ですが、省人化は大きなコストメリットになるものと考えています」。
　「当社の神刈シリーズの一番の特長は『エンジン傾斜自動制御』の機能（作業傾斜角度に応じて自動でエンジンを左右に最大20度傾斜させる）にあります。一般的にエンジンは傾斜角度が大きくなるとオイルが回らなくなるため傾斜角度は25度までしか対応できませんが、神刈はこの『エンジン傾斜自動制御』で、20度エンジンを傾斜させることにより45度まで対応できます」。
【神刈１０１６の主要諸元（参考）】▽機体寸法＝長さ１８６６×幅１４４６×高さ９８４㎜▽機体重量＝６００㎏（未確定）▽刈幅＝１０１６㎜▽刈高さ＝40～１５０㎜▽走行速度＝平地０～５㎞／時、斜面０～３㎞／時▽エンジン出力（最大）＝20・８‌PS▽走行駆動＝48ＶＤＣブラシレスモータ▽使用最大傾斜角度＝前後：25度、左右：45度。