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やまびこジャパン ラジコンで楽々作業 話題の新型草刈機を展示

やまびこジャパン ラジコンで楽々作業 話題の新型草刈機を展示
やまびこジャパン(篠原修社長)は、岩手県滝沢市の産業文化センター・アピオ催事場で開催する「第76回岩手県全国農業機械実演展示会」に出展。多彩な製品を展示する中で注目したいのが共立ラジコン草刈機「RCM600」。刈幅600㎜で最大45度までの傾斜地でも安定して走行。負担の大きい草刈り作業についてもっと楽で安全に行えることを提案する。

  やまびこジャパン=東京都青梅市末広町1―7―2=は、緑地管理機械、防除機、産業機械と幅広いフィールドで活躍する機械を製造販売して長年培った技術として今年4月にラジコン草刈機「RCM600」を発売。〝扱いやすく、良く働く機械〟として高い評価を得ている。
 走行・刈刃の駆動はやまびこの発電技術も応用したハイブリッド方式で、電気による各種制御が可能。プロポ(送信機)から前後進や速度調整、刈刃の回転のオン・オフなどといった草刈りに必要な動作が遠隔で行えるので、人が立ち入れない場所や、足元が安定しない場所での作業負担を大幅に軽減できる。「刈高100㎜まで対応するので畔ののり肩の草も刈り残しなく刈れ、パワーも十分にあるのでストレスなく作業が行える」と作業性も高く評価されている。
 クローラで走行するため走破性は抜群で、最大傾斜45度までの傾斜地に対応。軟弱地や障害物が多い地面でも抜群の駆動力を発揮する。さらに傾斜地での作業では「傾斜アシスト機能」の微調整を行えば、等高線上を作業する際に安定した走行をアシスト。また、作業スペースが十分でない場所に便利な「その場旋回」機能も装備。左右のクローラが逆方向に回転することで回転半径がゼロとなり、スムーズな方向転換が可能。ソーラーパネルの下や果樹園の通路といった幅が狭く旋回が難しいところで威力を発揮する。
 刈刃はフリーナイフを採用。細かく粉砕された刈り草が地面に散らばり、見た目にも納得の刈り跡を実現する。さらに小石などに当たった際も、衝撃を吸収するためギヤケースやエンジンへのダメージを最小限に抑える機構になっている。磨耗し、欠けて切れ味が悪くなれば、ナイフのみの交換も可能なのは経済的にも嬉しいところ。軽トラにも載せられる寸法なので中山間地ののり面作業におススメしたい。
 人手不足を補い効率的に草刈り作業を行うのに便利なRCM600。こうした機械を扱う上で安全は必須条件。安全作業の取り組みとして安全読本の充実を行い各地での安全講習にも取り組んでいることから、今展示会場で安全相談コーナーを設置。正しい使い方を知りたいなら是非立ち寄って欲しい。

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