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北海道シングウ会開催 新宮商品の魅力発信 新役員体制となり結束強化

北海道シングウ会開催 新宮商品の魅力発信 新役員体制となり結束強化
北海道内の新宮商行製品を取り扱う有力販売店で構成する「北海道シングウ会(小松雅俊会長)」が3月10日、札幌市中央区内にあるホテルマイステイズプレミア札幌パークで開催された。3年ぶりに顔を合わせ行った今回は新役員の紹介からはじまり、キャンペーン企画の案内や新宮商行が注力する話題のラジコン式ハンマーナイフモア「TIMAN」導入に役立つ補助金制度の説明などが行われた。小松新会長は「今後も木のプロショップの集いとして結束を強めていく」と述べた。

 新宮商行(坂口栄治郎社長)が1952年から輸入販売を開始したマッカラーチェンソーの取扱いをきっかけに発足した北海道シングウ会。約60年の歴史を誇り、新宮商行が海外から輸入、または同社が開発した林内作業に役立つ機械や薪ストーブ、薪割り機といった木を上手に活用する製品の普及に貢献するなど、新宮商品の魅力を発信しながら北海道の林業機械化に大きな足跡を残してきた。今回も需要期が始まる前に全道から15社13名が出席。今年注力する商品説明を中心に情報交換が行われた。
 開会に先立ち、今年2月に逝去した根子新八郎前会長の黙祷を全員で行った後、新体制役員を紹介。新会長に小松雅俊氏(奥原商会営業部取締役部長)が就任。副会長に根子洋一氏(伊達林業代表取締役)・山岸敏幸氏(山田商会代表取締役)、会計監査に安井正人氏(札幌産機サービス代表取締役)がそれぞれ務めることになった。小松会長は「根子前会長ときちっと引継ぎを行いたかったが叶わなかったことは非常に残念。前会長が支えてこられたシングウ会をこの新体制で盛り上げていきたい」と述べた。続いて同会の収支報告の発表やキャンペーン企画の説明といった順で進行。同会の充実化を議論していた中で、新宮商行が銭函工場で開催している『もくもくマーケット』を上げ、「一般のお客さんも来場して薪ストーブなど取り扱い商品のPRの場となっているので、我々販売店としても大きな力になっている」と小松会長は称えた。また、新宮商行が今年注力する商品としてラジコン式ハンマーナイフモア「TIMAN」を紹介。機械部技術課の村山靖之課長が説明した。
 TIMAN・RCシリーズは、最大作業面積6000㎡/時・刈幅1000㎜の「RC―1000」と、同4500㎡/時・同750㎜の「RC―751」の2モデルをラインアップ。前者は36枚、後者は32枚のY字型フレイル(ハンマーナイフ)が、あらゆる雑草を粉砕。左右のクローラが独立して傾いて地面をしっかりグリップするパワフルな走行性能、最大作業傾斜角50度で、困難な急こう配でも作業ができ、ハイエースなどにも自走して積載可能できる点などを紹介した。「同機は国交省新技術情報提供システムNETISの登録商品で、国や地方公共団体が発注元となる公共工事に際し、施工者が登録製品の活用を提案した場合に工事成績評定での加点対象となる。この他、3つの優遇税制が活用でき、その中の中小企業経営強化税制は即時償却または税額控除が受けられるので非常に関心が高い」などと述べ、手続きの方法などを説明した。小松会長も「こうした優遇措置を受けられるラジコン草刈機は稀少。こうした点を利用して販売などにつなげて欲しい」と述べた。
 最後に新宮商行の坂口敬太郎代表取締役専務が挨拶。根子前会長への感謝の意を述べた後に「弊社としてはこのシングウ会を一層発展させ、各会員の皆様のご商売に対してサポートしていく。まずは商品を安心して皆様へお届けすることに取り組んでいく」などと述べ、シングウ会と共に成長していく姿勢を示した。

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