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ヰセキ北海道 道内各地で春の展示会北 海道仕様ロボ田植機 由仁会場で披露し関心集める 

ヰセキ北海道 道内各地で春の展示会北 海道仕様ロボ田植機 由仁会場で披露し関心集める 
ヰセキ北海道=土屋勝社長、北海道岩見沢市東町2条7―1004―1=は、道内各地で春の展示会を開催している。3月9日・10日には由仁営業所で開催。協賛メーカーを含め春作業に適した最新製品がズラリと並ぶなか、条間33㎝の北海道仕様ロボット田植機が存在感を発揮するなど来場者数・成約共に目標をクリア。3月末の計画達成実現へ弾みをつけた。

 〝ISEKIで見つける!夢ある農業新時代〟と銘打って実施している春の展示会。3年ぶりに従来方式で開催した今回は例年より半月ほど早めてスタート。今年は13カ所での実施を予定していて、南空知・石狩・胆振東部・日高営業所との合同で行われた由仁会場は3カ所目。取材した2日目はあいにくの雨だったが、天候が回復するにつれて来場者の数を増やしていた。
 肥料や飼料の価格高騰が続く中、少しでも生産者に役立つ製品情報を提供する場にしたい、と土屋社長。「地域に応じた製品を展示し、お客様のご要望に応えていく。この地域は、水田畑作のほか、一部酪農が盛んな地域も含んでいるので幅広い製品をご用意した。また、省力化や経費抑制にも貢献するICT農機では北海道仕様のロボット田植機を初披露した。昨年は本州仕様で実演を行い、高評価をいただいた。簡単な操作で作業が行え、ますます進むほ場面積の拡大と人手不足が進む中、少ない人数で作業能率向上が図れるロボット田植機の良さをこの展示会でご紹介していく」と話していた。
 その北海道仕様の有人監視型ロボット田植機「PRJ8D―R」は受付近くに展示。8条植え田植機において自動化技術を織り込んだ有人監視型ロボットで、オペレータが目視で監視することで安全性を確保しながら、ほ場内での自動作業を実現。田植え作業の省力化と作業効率の向上に寄与するほか、オペレータの疲労軽減や不慣れな作業者の習熟にかける時間コスト等の課題を解決する機能を搭載している。
 本州仕様は条間30㎝に苗枠8枚となっているが、
北海道仕様では大規模ほ場に対応する32枚苗枠を装備し、条間33㎝仕様になっているのがポイント。こうした機体を支えるために前輪が広幅ワイドタイヤとなっている。今展示会でお披露目をしながら、デモを行いながらオペレータが不足していても大規模経営が行えることを広めていく考えだ。
 この他会場には幅広い馬力の最新トラクタ約15台のほか、アマゾーネのブロードキャスタやカッティングローターとオーガが一体となって高い作業効率を誇るクローネの新型ロールベーラ「VARIPACK V165XC」といった輸入作業機も豊富に展示。話題のアイガモロボは実機のほかに映像で使い方などを紹介して来場者の足を止めていた。約30社の協賛メーカーもハローやロータリーなどの最新モデルを出品した。

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