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ぷらしる幅広く注目 プラスチック材質判別装置 山本製作所

山本製作所=山本丈実社長、山形県東根市大字東根甲5800―1=は、5月下旬に都内で開催されたNEW環境展に、第34回中小企業優秀新技術・新製品賞の「優良賞」等を受賞した、近赤外線分光法によるハンディタイプのプラスチック材質判別装置「ぷらしる」を出展。材質ごとの分別ができることにより、有効な利用ができることから、実演の模様がNHKの朝のニュース番組で放送されるなど、幅広く注目を集めていた。
 手ざわり、弾力、匂い、燃え方など、ベテランの経験則に依存しがちだった材質判別業務を、「誰でも」「簡単に」「同じ基準で」行うことが可能。
 「ぷらしる」は読取センサが内蔵されたセンサ部と、判別結果を表示するタブレットで構成。
 測定対象物に近赤外線を照射し、対象が反射した光の波形を測定。測定された波形データは、「ぷらしる」に登録されている12種類のプラスチックの波形データと照合され、最も波形が近い材質が表示される。
 「ぷらしる」には「かんたんモード」と「プロモード」の二つのモードがあり、目的に合わせた使い方が可能。
 「かんたんモード」は、あるプラスチックが「どのような材質か?」を調べるための波形データ測定し、「ぷらしる」にあらかじめ登録されている12種類のデータと照合することで、材質を判別する機能。
 判別可能な材質は、PS(ポリスチレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PMMA(アクリル)、ABS(ABS合成樹脂)、PA(ポリアミド)、PC(ポリカーボネート)、POM(ポリアセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)の12種類。
 また「かんたんモード」に標準登録されていない材質については「プロモード」の「一致判定機能」、「ライブラリ登録機能」で比較材質と同材質かどうかを調べられる。
【主な仕様】▽判別方式=近赤外分光方式▽判別対象=プラスチック12種類▽判別モード=かんたんモード・プロモード▽使用温湿度範囲=10℃~50℃、30~80%RH(結露なきこと)▽表示方式=液晶画面▽電源=USB5V(センサ部)▽寸法=158(W)×45(D)×92(H)㎜、170g▽質量=170g(センサ部)▽オプション=フィルム測定用アタッチメント。

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