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静岡製機 農産物低温貯蔵庫「さいこ」GBX 従来機比40%の省エネ 過酷な条件下でも美味しさ守る

 静岡製機(鈴木直二郎社長)では、農産物低温貯蔵庫『さいこ』GBXシリーズの受注が好調だ。「近年の多雨と猛暑も好調の一因ではないか」と同社。GBXは「従来機比40%もの省エネ」のインパクトが大きいが、良食味を維持する「周囲温度35℃であっても2~20℃の温度設定が可能」の高性能も気象条件の過酷さが増す今、消費者から支持されているようだ。

 お米は、梅雨時から夏場になると、呼吸が活発になり、大切な食味が落ちてしまう。農産物低温貯蔵庫のパイオニア、静岡製機=静岡県袋市諸井1300=の農産物低温貯蔵庫『さいこ』は、低温貯蔵(適温12℃以下)でお米の呼吸を抑え、庫内湿度を低湿(55~75%)にすることで美味しさ・鮮度を守る。また、庫内を低湿に保つことで虫・カビの繁殖も抑える。近年の温暖化による猛暑と増える台風の襲来による多湿は、お米にとって非常に過酷だ。こんな時に欲しくなるのが、農産物を頼もしく守ってくれる高機能な低温貯蔵庫だ。『さいこ』GBXの特長は次の通り。
《周囲温度35℃の厳しい環境下でも2~20℃の冷却能力を保持すると同時に高い環境性能を保持》▽パネル厚10㎜アップの全面60㎜パネルと新型の高断熱マグネットパッキンの採用により、ボディの断熱性・気密性が向上し、お米の美味しさ・鮮度を保ち高温・害虫からお米を守る。
 ▽ファン回転数制御搭載の新冷蔵ユニットにより、モード別に最適な制御=『食味モード(3℃)』ではお米の品質保持を最優先する設定で、食味劣化を抑える。一方『玄米節電ecoモード』はコンプレッサー、各種ファンの運転時間を減らして節電を行う。また野菜・果物の一次保冷に使える『高湿モード』も搭載。
《40%省エネ》玄米保冷時に従来比40%省エネを実現。※メーカー比較。
《便利な機能》▽足元灯・ドア閉め忘れ防止ブザー=ドアオープンに連動して足元灯が点灯し安全作業をサポートする。また「ドアの閉め忘れ」「半ドア状態」をブザーで知らせる。
《便利なオプション》▽さいこ棚=空きスペースを1年中有効活用。大人気のオプション(玄米の少なくなった夏場、飲み物などの保管に重宝する)▽加温(かおん)ちゃん=冬の菜庫に加温・加湿機能をプラス。冬季の野菜凍結防止、さつま芋を保存することにも活用できる。
《デザイン》本体・ユニット共に白で統一し、取っ手のみグリーンとし、清涼感のある配色。操作部は操作パネルに集約し、操作しやすい前面への配置を継承した。
《製品5年保証》業界最長クラスの製品5年保証は継続。
【主要諸元】▽付属品=樹脂スノコ・排水ホース(標準)▽庫内温度制御範囲=2~20℃▽庫内制御湿度=低湿50~75%RH、高湿70~90%RH▽オプション=棚、排水ホース(高湿運転時に必要)。
【シリーズ展開】▽GBX5(玄米収容量30㎏5袋、農業用コンテナ収容量3個)~同32(同32袋、同16個)。

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