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緑産 Herzボイラー 新十勝営業所に設置稼働

Herz木質バイオマスボイラーを取り扱う緑産=小菅勝治社長、神奈川県相模原市中央区田名=は、ボイラー、熱交換器、バッファタンク、ポンプユニット等一式を自社でコンテナに組付けたユニット型の販売を本格的に開始した。大きな利点は、ボイラー室にあたる部分を事前に工場で組み上げているため、現場での施工期間を大幅に短縮、ボイラー室の新設コストも抑えられること。
 Herz全自動木質バイオマスボイラーは、チップやペレットなどの木質バイオマスを燃料とする熱供給システム。バイオマス先進国のオーストリアで126年の歴史を持つHerz社独自の技術開発により、高いボイラー効率と優れたメンテナンス性を実現。燃料の供給から燃焼・給湯管理する全自動制御で、薪、ペレットはもちろん、水分率40%までの生チップにも対応する各種シリーズを用意。小規模施設向けから、農場・事務所・学校・福祉施設・工場等の中規模施設向け、大規模施設等、対象施設に合わせて幅広い出力モデルを取り揃えており、地元の森林資源を利用してバイオマス熱利用できることから北海道を中心に導入が進んでいる。
 同社ではそうしたポイントを体感してもらうため、今年3月に新設・移転した緑産十勝営業所・北海道カスタマーセンター(北海道帯広市西十九条北2―4―25)に、床面積約650㎡の事務所棟の全館暖房用に151kWのチップボイラー(firematic151)を主構成とするコンテナユニット型を設置。
また、先だって東京ビッグサイトで開催された新エネルギーに関する総合展示会「スマートエネルギーWeek2022」特設会場において、同社プロジェクト営業部のHerzバイオマスボイラー担当の山口賢一課長がセミナーを開催。参加者は熱心にメモなどを取っていた。