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クボタの2022年新製品 たまねぎ関連商品2機種

クボタ機械事業本部(渡邉大本部長)は1月19日、2022年上期新製品13機種を発表した。本紙では回を分けこれを紹介した。最終回は関連商品として2機種。根切り、葉切りなどの調整作業を軽労・省力化する「クボタたまねぎ調製機」と、トラクタ牽引式で安定した収穫作業に貢献する「クボタたまねぎディガー」。★印は新機能。価格は全て税込み。

【クボタたまねぎ調製機】発売型式KOC―10(1型式)。

《開発のねらい》たまねぎの作業体系の中で移植、収穫作業は機械化が進んでいるが、根切り、葉切りといった調製作業は未だ手作業で行われているケースが多く、多大な労力を要している。同社は「たまねぎ調製機」の発売を通じ、たまねぎ調製作業の軽労化、省力化に貢献する。
《主な特長》①たまねぎに優しい供給方式=★供給部と本体部の間は段差が少なくなっているので、たまねぎの損傷が抑えられる②高精度な根切り=★たまねぎの根を振り子の軌跡で切断するので、切り残しが発生しやすい進行方向前後の根まできれいに切断③根排出コンベアの採用=★切断された根は排出コンベアにより機械外に自動排出されるので定期的な清掃の必要がなく連続運転が可能④レイアウトの選択が可能=★供給部と本体部の配置が選択でき、作業場に合わせてレイアウトすることが可能。
 発売時期は2022年5月。希望小売価格は、KOC―10=297万円。

【クボタたまねぎディガー】発売型式KOD―1(1型式)。

《開発のねらい》近年、歩行型収穫機が主流となっているたまねぎの収穫作業において、水田からの転作農家や中・大規模
農家を中心に更なる軽労化、効率化を求める声が高まっている。そうしたニーズに対応するため、トラクタ牽引式のたまねぎディガーを発売する。《主な特長》①軽労化、効率化の実現=★たまねぎの根切りと掘り上げ作業をトラクタ牽引式で乗用化することにより大幅な軽労化、効率化を実現②フローティング機構の採用=★うねの出入り口付近等で高低差があっても、たまねぎの損傷が少なく安定した掘り取り作業が可能③たまねぎの乾燥促進=★整地板を装備することにより、たまねぎの排出前にうねの上面を整地することで土との接地面積を減らし、たまねぎの乾燥を促進。
 ④たまねぎのうねからの落下防止=★鋤先の形状をV字型にすることで、たまねぎを中央に寄せる。また、掻き込み幅と排出幅をうねの幅に合わせて調整可能とすることで掘り取り時にたまねぎがうねから落下することを防ぐ。
 発売時期は2022年3月。希望小売価格はKOD―1=91万3000円。

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