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行政

鈴木憲和氏が農林水産大臣に就任|米政策・スマート農業・中山間地支援に注力

2025/10/28

2025年10月21日、高市内閣が発足し、同日付で閣僚人事が実施された。新たな農林水産大臣には、元農水官僚で自民党衆議院議員の鈴木憲和氏が選出された.鈴木氏は東京大学法学部卒業後、農林水産省に入省。消費・安全局などを経て政界入りし、以降4期連続で当選。農林水産副大臣や党内の農政関連ポストを歴任してきた。 【就任会見の要点】 食料安全保障の確立と安定供給を農水省の使命と位置づけ、「農は国の基なり」を...

鈴木憲和氏が農林水産大臣に就任|米政策・スマート農業・中山間地支援に注力

農水省、農業支援サービスを強化|令和8年度予算で9億8000万円を計上

2025/10/07

農林水産省は、農作業の受託、農業機械のレンタル・シェアリング、人材派遣、データ分析などを行う「農業支援サービス」を、持続可能な農業の実現に向けた重要な基盤と位置づけている。これらのサービスは、農業の省力化・効率化を推進するうえで不可欠な存在であり、同省はその支援体制を強化している。 令和8年度の予算概算要求では、「スマート農業・農業支援サービス事業導入総合サポート事業」として、前年度当初予算を大き...

農水省、「作況指数」を廃止へ―新指標「作況単収指数」を導入予定

2025/10/07

農水省、「作況指数」を廃止へ―新指標「作況単収指数」を導入予定 2025年7月、農林水産省(農水省)が総務省に申請した「作況指数の廃止」について、総務省統計委員会で正式に議論が行われた。 委員会では廃止を「妥当」と判断し、代替指標として新たに「作況単収指数」を公表する案についても検討のうえ了承する旨を答申。今後、総務省内での正式な決定手続きが進められる見通しだ。 「作況指数」廃止の理由 農水省によ...

水稲の高温耐性品種、作付面積が10年で2.5倍に拡大―農水省「令和6年地球温暖化影響調査レポート」より

2025/10/07

農林水産省が公表した「令和6年地球温暖化影響調査レポート」によると、水稲の高温耐性品種の作付面積がこの10年間で約2.5倍に増加したことが明らかになった。 令和6年産では、高温耐性品種の作付面積が20万6,000ヘクタールに達し、主食用米全体の16.4%を占めるまでに拡大している。 こうした背景には、地球温暖化の進行による気温上昇と、それに伴う水稲の高温障害リスクの増大がある。高温耐性品種の普及は...

新土地改良長期計画 大区画圃場6万ha スマ農に適した基盤整備

2025/09/23

政府は9月12日、令和7年度から11年度までの5カ年の「土地改良長期計画」を閣議決定した。 新たな計画では、4つの政策課題を設定、それぞれに政策目標を設定した。具体的には次の通り。政策課題、政策目標の順。 ①生産性向上等に向けた生産基盤の強化=「農地の集積・集約化及びスマート農業の推進に向けた基盤整備による生産コストの低減」「国内の需要等を踏まえた生産の拡大」②農業用水の安定供給及び良好な排水条件...

農水省8年度概算 直播普及へ3億円 節水型乾直等技術開発も

2025/09/16

農水省は先ごろ明らかになった令和8年度予算で乾田直播など米の生産コスト低減による生産性の向上の支援強化を決めた。今回新たに計上した「米穀等安定生産・需要開拓総合対策事業」39億5700万円のうち、米穀等生産力強化促進事業19億3500万円のなかで水稲直播栽培導入促進事業を設定。3億円を計上している。事業では播種機や鎮圧機等の専用機器の導入に必要な経費を支援するほか、試験的に播種作業を外部委託等する...

農水省、政府備蓄米の販売期限を延長|随意契約米の引渡し後1カ月に変更

2025/08/26

農水省は8月20日、随意契約で売り渡された政府備蓄米について、販売期限を「引渡し後1カ月」へと延長することを決めた。売渡当初は、新米の出回りを考慮し、8月31日までの販売を求めていたが、引き渡し期限の8月20日付でも10万tが引き渡されていないことから今回の延長を決めたもの。引渡し後1カ月となってはいるが、今後新米流通も始まり、引き渡しの完了は見通せない状況にあることから、備蓄米販売が長期にわたる...

アフリカ開発会議(TICAD9)横浜で開催 ― 日本とアフリカの経済協力を強化

2025/08/26

アフリカ開発会議(TICAD9)横浜で開催 ― 日本とアフリカの経済協力を強化 TICAD9とは?アフリカ開発をテーマとした国際会議 第9回アフリカ開発会議(TICAD9:Tokyo International Conference on African Development)が2025年8月20日~22日、横浜市のパシフィコ横浜で開催されました。本会議は1993年から日本政府が主導し、国連、国...

アフリカ開発会議(TICAD9)横浜で開催 ― 日本とアフリカの経済協力を強化

業界動向

クボタの全地形型プラットフォーム車両「KATR」が「レッドドット・デザイン賞」を受賞

2025/11/01

クボタ(社長:北尾裕一、本社:大阪市浪速区)が開発を進める全地形型プラットフォーム車両「KATR(カトル)」が、世界三大デザイン賞の一つ「レッドドット・デザイン賞(Red Dot Design Award)」で、デザインコンセプト部門の「レッドドット賞」を受賞した。 「レッドドット・デザイン賞」は、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する国際的なデザイン賞で、革新的なコ...

クボタの全地形型プラットフォーム車両「KATR」が「レッドドット・デザイン賞」を受賞

那須高原の名店『清流の里』──幻の玄蕎麦「信濃一号」と丸七製作所の最新製粉機が生む極上の“清流そば”

2025/10/28

滝のある釣堀を併設する蕎麦処『那須高原清流の里』=高根沢昇社長、栃木県那須郡那須町高久乙=には、香り・甘味に優れた幻の玄蕎麦〝信濃一号〟を自家製粉し、那須連山からの伏流水で打ち上げた絶品の蕎麦がある。その名も〝清流そば〟。「噛むほどに甘味とそば本来の香りが口いっぱいに広がる」と〝蕎麦好き〟を唸らせる。 またここには平均15t岩石を積み上げ那須連山からの伏流水を三筋の滝にして流した生け簀(滝のある釣...

那須高原の名店『清流の里』──幻の玄蕎麦「信濃一号」と丸七製作所の最新製粉機が生む極上の“清流そば”

マツモト、新型長ネギ根葉切り皮むき機「ベストロボスマートX(MBX-1型)」を発表|自動位置合わせで高精度・高収益を実現

2025/10/28

マツモト=松本穣社長、群馬県高崎市倉賀野町2454―3=は10月16日、同社本社で長ネギ根葉切り皮むき機の新商品「ベストロボスマートX(MBX―1型)」を報道陣に披露した。スマートXは、熟練作業者の勘に頼っていた根切りの位置合わせを自動化し、誰でも高精度な仕上がりを実現できるのが特長だ。レーザーマーカーにネギの生え際を合わせて置くと、機械が最適な切断位置を自動判断する。実証では、B品の発生を大幅に...

マツモト、新型長ネギ根葉切り皮むき機「ベストロボスマートX(MBX-1型)」を発表|自動位置合わせで高精度・高収益を実現

【秋田県種苗交換会・農業機械化ショー2025】湯沢市で開催|農業の伝統と革新が集う5日間 2025年10月31日(金)から11月4日(火)まで

2025/10/28

秋田県の農業を支える重要イベントである「秋田県種苗交換会」と「秋田県農業機械化ショー」が、2025年10月31日(金)から11月4日(火)までの5日間、湯沢市にて開催される。 [city-yuzawa.jp], [akitanote.jp], [nouson-n.com] 【種苗交換会】 今年で第148回を迎える「秋田県種苗交換会」は、明治11年(1878年)から続く歴史ある農業祭典である。秋田県...

【秋田県種苗交換会・農業機械化ショー2025】湯沢市で開催|農業の伝統と革新が集う5日間 2025年10月31日(金)から11月4日(火)まで

クボタ、2026年1月に代表取締役社長交代|花田晋吾氏が新社長CEOに就任 農業機械事業部新設

2025/10/28

クボタは2026年1月1日付で代表取締役社長に花田晋吾氏が就任し、北尾裕一氏は代表取締役会長に就任する。新経営体制では機械事業本部の廃止や機能別組織の新設、農業機械事業部の創設などを通じて、意思決定の迅速化と事業成長の加速を図る。 クボタは、10月22日開催の取締役会で、代表取締役の異動を決めた(関連記事23面)。2026年1月1日付で、新たな代表取締役社長CEOに花田晋吾氏が就任、北尾裕一社長は...

【クボタ】2026年上期向け新商品発表|スマート農機・枝豆コンバインなど3シリーズ5型式を公開

2025/10/28

クボタ農機国内本部(本部長:鶴田慎哉、大阪市浪速区)は2025年10月22日、2026年上期に向けた新商品として、以下の3シリーズ5型式を発表した。 ① プロ農家向け1輪管理機 【一輪管理機ウネマスターPro】TS552N(4.2馬力)、TS752N(6.3馬力)、PC752N(6.3馬力)の3型式。《開発の狙い》同社の一輪管理機ニューウネマスター(TS551N/TS751N/PC751N)は20...

【クボタ】2026年上期向け新商品発表|スマート農機・枝豆コンバインなど3シリーズ5型式を公開

【スズテック】2025年新商品発表会|水稲・園芸向け最新農業機械を紹介

2025/10/28

農業機械メーカーのスズテック(鈴木直人社長)|栃木県宇都宮市平出工業団地44-3は、2025年10月21日に本社にて「2025年新商品発表会」を開催した。 今回の発表会では、水稲向け播種機「Rシリーズ」4機種と、もみ感知ブザー「MKB1」を中心に、トウモロコシ播種機やニラそぐり機など、園芸向け農業機械を含む合計9機種の新製品が公開された。 もみ感知ブザーは残量が減るとアラームで知らせる

【スズテック】2025年新商品発表会|水稲・園芸向け最新農業機械を紹介

【津村鋼業】ツムラ角鳩会が第50回総会を開催|第50回角鳩会を開催 信頼の角鳩ブランド構築

2025/10/21

津村鋼業=津村慎吾社長、兵庫県三木市=の高級刃物を扱う事業者で組織する「ツムラ角鳩会」の第50回総会が、10月15日、神戸市のANAクラウンプラザホテル神戸において開催された。 総会冒頭、角鳩会の長谷川雅光会長(長谷川熊吉商店社長)が挨拶に立ち、50年の節目を迎えたことへの感謝を述べ、40年前に初めて総会に参加した思い出を振り返りつつ、現在の農業情勢に言及。令和の米騒動や農家の後継者不足といった課...

特集

岩手県全国農業機械実演展示会 8月21~23日 新時代拓くヒント 滝沢市のアピオで開催

2025/08/19

岩手県全国農業機械実演展示会の時期がやってきた。今年で78回目となる。例年通り滝沢市の岩手産業文化センターアピオを会場に8月21日㈭~23日㈯の3日間にわたり開催される。主催は岩手県農業機械協会(松田和秀会長)。農業を巡る情勢はますます厳しさを増している。チャレンジ農業で新時代を拓くための「ヒント」を本展示会で探したい。 米価上昇でわが国農業はようやく一息つけた感はある。しかし、依然として担い手不...

岩手県全国農業機械実演展示会 8月21~23日 新時代拓くヒント 滝沢市のアピオで開催

高温障害対策の最新トレンド!省力化&持続可能な農業資材を徹底解説

2025/03/17

気候変動が進む中、作物の高温障害対策はますます重要性を増している。資材メーカーも、高温障害の軽減に役立つ製品を開発し、各種展示会などで積極的にPRしている。一方で、農業現場では人手不足が深刻化しており、特に夏場の繁忙期には高温対策に多くの時間や労力を割くことが難しいという声も聞かれる。そこで、本特集では「高温障害対策に役立つ注目製品」をテーマに、できるだけ省力的に作物の高温環境に対応できる資材や、...

気候変動で注目集めるバイオスティミュラント(BS)

2024/12/17

目次 BSの位置づけと展望 業界あげ自主基準づくり 作物の収量ギャップ抑える 日本BS協議会・和田哲夫氏に聞く 自然界からの贈り物 上手な使い方と考え方 ハイポネックス アミノ酸・海藻・菌根菌 様々な活用方法を提案 日本で原料販売加速 ボレガード独自の高機能フミン酸 BSの位置づけと展望 業界あげ自主基準づくり バイオスティミュラント(BS)と呼ばれる新しい資材カテゴリーは、近年、農業資材の展示会...

気候変動で注目集めるバイオスティミュラント(BS)

農薬・肥料

日産化学とBASF、日本の水稲向けに「プレシオアクティブ」含む新殺虫剤の戦略的提携を発表

2025/10/21

日産化学(八木晋介社長、本社:東京都中央区)とBASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、BASFの革新的な有効成分「Prexio(プレシオ)Active」を含む殺虫剤を日本の水稲生産者向けに開発・販売するため、戦略的提携を発表した。 PrexioActiveは、ウンカ類やツマグロヨコバイなどの吸汁性害虫、イネミズゾウムシやイネドロオイムシ、ニカメイガ、イネツトムシなどの咀嚼性害虫を含...

高岡屋、「神煉」種子コーティング請負サービスを農業WEEKで発表|FS剤・BS資材対応で省力・環境配慮型農業を支援

2025/10/07

10月1~3日に開催された「農業WEEK」で、農薬卸の高岡屋(宇野彰一社長、本社:滋賀県草津市)は、種子の表面に農薬(種子処理剤、以下FS剤)やバイオスティミュラント(BS)を塗布する「種子コーティング請負サービス」の『神煉』(カミネリ)を紹介した。2026年より正式に事業を開始する。 種子コーティング請負サービスでは、全国の農家や法人から種子を預かり、異なるメーカーの農薬やBS資材を混用して種子...

高岡屋、「神煉」種子コーティング請負サービスを農業WEEKで発表|FS剤・BS資材対応で省力・環境配慮型農業を支援

ブラジルでも拡大中  パルサー・インターナショナルの葉面散布肥料「オルガミン」

2025/08/26

シャインマスカットをはじめ、果樹農家を中心に玉張りや食味向上に活用されている天然アミノ酸入り葉面散布肥料「オルガミン」を製造するブラジルのトロピカル・テクニカ・アグリコラ社(以下、トロピカル社)の尾崎俊彦社長が日本での販売元のパルサー・インターナショナル=東京都八王子市城山手1―31―1=を訪問。販売店や愛用する生産者を訪ねた。 トロピカル社は1978年に設立され、「オルガミン」の製造販売を専門に...

ブラジルでも拡大中  パルサー・インターナショナルの葉面散布肥料「オルガミン」

林業

新宮商行、ポンセ社創業55周年記念パーティーを開催|林業機械の未来と企業理念を共有

2025/10/14

新宮商行=坂口栄治郎社長、林業機械部:北海道小樽市銭函2―32―1=は、同社が取り扱うポンセ(PONSSE)社の創業55周年記念パーティーを、10月4日に宮城県仙台市内のホテルJALシティ仙台で開催した。ヤルモ会長をはじめとするポンセ社の各セクション担当者が来日。顧客と現場を大切にする創業以来の企業理念や最新技術などが語られた。

新宮商行、ポンセ社創業55周年記念パーティーを開催|林業機械の未来と企業理念を共有

宮城で林業機械展開催へ 過去最高91社出展 最新技術・機械が一堂に

2025/09/30

第48回全国育樹祭記念行事として「2025森林・林業・環境機械展示実演会」(林機展)が10月5日㈰・6日㈪の2日間、宮城県石巻市の仙台塩釜港(石巻港区)雲雀野地区で開かれる。主催は宮城県及び林業機械化協会(島田泰助会長)。会場では、過去最高91社・団体により林業の省力・効率化、安全性向上などに貢献する幅広い製品・技術が紹介される。

宮城で林業機械展開催へ 過去最高91社出展 最新技術・機械が一堂に

林業作業安全ウェビナー  視聴可能期間は11月29日まで

2025/09/16

林業機械化協会(島田泰助会長)は9月29日からYouTube配信で「林業・木材産業作業安全推進ウェビナー」を開催する。視聴可能期間は11月29日まで。 同ウェビナーは令和7年度林野庁補助事業の「林業・木材産業全国作業安全運動促進事業」の一環として行うもの。協会では、同ウェビナーで林業・木材産業の労働災害防止につなげたい考えだ。【詳細】▽公開期間=9月29日㈪~11月29日㈯(1回の事前登録で何度で...

統計

水稲の高温耐性品種、作付面積が10年で2.5倍に拡大―農水省「令和6年地球温暖化影響調査レポート」より

2025/10/07

農林水産省が公表した「令和6年地球温暖化影響調査レポート」によると、水稲の高温耐性品種の作付面積がこの10年間で約2.5倍に増加したことが明らかになった。 令和6年産では、高温耐性品種の作付面積が20万6,000ヘクタールに達し、主食用米全体の16.4%を占めるまでに拡大している。 こうした背景には、地球温暖化の進行による気温上昇と、それに伴う水稲の高温障害リスクの増大がある。高温耐性品種の普及は...

5県で100%越える 令和6年 耕地利用率全国の田畑計では90%

2025/09/16

農水省は9月9日、令和6年農作物作付(栽培)延べ面積及び耕地利用率を公表した。 田畑計の作付(栽培)延べ面積は、対前年比5万1000ha(1%)減の386万1000haとなった。この結果、田畑計の耕地利用率は90・4%で同0・6ポイントの低下となった。

R5花木等 芝は前年並み4518‌ha 出荷額は65億9600万円に

2025/08/26

農水省はこのほど令和5年産花木等生産状況調査結果(主産県)をまとめた。 花木類は作付面積が2180ha、出荷量は2780万本、出荷額は137億1600万円となった。 品目別でみると、作付面積最大はツツジで150ha。出荷量は354万本、出荷額は10億1000万円だった。次いで面積が広かったのはヒバ類(アスナロ、シノブヒバ等)で145ha。出荷量は298万本、出荷額は14億4100万円で出荷額はヒバ...

一番茶荒茶生産量2万t 令和 7年産鹿児島が初のトップ

2025/08/26

農水省は8月19日、令和7年産一番茶の摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量(主産県)を公表した。 主産県の摘採面積は前年比1200ha(5%)減の2万2300haとなった。また、10aあたり生葉収量は同32㎏(6%)下回る461㎏だった。これは主に静岡において、4月上旬から5月上旬にかけ、最低気温が低い日があり、芽の伸長が抑制されたため。 この結果、主産県の生葉収穫量は同1万3100t(11%)減の...

トピックス

奈良初のワイナリー「木谷ワイン」──自然栽培とキャニコム『フルーティまさお』が支えるナチュラルワイン造り

2025/10/28

醸造所がなかった奈良県に初めてワイナリーを設立したのが『木谷ワイン』。代表の木谷一登(きたにかずと)さんは「生まれ育った奈良の風土をワインという形に表現したい」という夢に挑み、ブドウ栽培から醸造まで手がけ、量より質を追求。園地で草生栽培を実践し、キャニコムの『フルーティまさお』が力になっていた。ワインづくりや園地管理について聞いた。 「楽しくないこと」は極力やらないようにする。お話を聞く中で窺えた...

奈良初のワイナリー「木谷ワイン」──自然栽培とキャニコム『フルーティまさお』が支えるナチュラルワイン造り

宇都宮市上欠町「小林さんちのこだわり精米所」――地域に愛される高品質コシヒカリ精米所

2025/08/26

地域に根ざした精米所の歩み 栃木県宇都宮市上欠町で「小林さんちのこだわり精米所」を営むのは、小林敏雄さん(77)である。 「地域に美味しい米を届けたい」という思いから、近隣農家から仕入れたコシヒカリを精米し、15年以上にわたり販売を続けてきた。 小林さんの米への深い愛情と精米へのこだわりは利用者の信頼を集め、現在では年間600〜1000俵のコシヒカリを取り扱う規模に成長している。 事業の始まりは、...

宇都宮市上欠町「小林さんちのこだわり精米所」――地域に愛される高品質コシヒカリ精米所

農業特化型生成AIの可能性  WAGRIと連携模索 農研機構の中川路氏講演

2025/07/22

11日開催のWAGRIオープンデーの講演では農研機構の中川路理事が農業分野における生成AIの可能性について言及した。以下、要旨。 近年、農業分野でもデジタル化の波が加速しており、生成AIが注目を集めている。生成AIとは、大量の文章データを構文解析し、大規模言語モデル(LLM)を構築することで、自然な対話や文章生成を可能にする技術である。膨大なテキストから言葉のつながりを学習し、次に来る語句を高精度...

農業特化型生成AIの可能性  WAGRIと連携模索 農研機構の中川路氏講演

【黒腐菌核病の克服事例】微生物土壌活性剤『納豆菌の力』がネギ農家を救った──茨城県坂東市での成功体験

2025/07/08

一度の散布で作物の生育環境を根本から改善できると注目されている微生物土壌活性剤『納豆菌の力』。近年、この納豆菌由来の土壌改良資材を導入する農業生産者が全国で増加している。 茨城県坂東市でネギを栽培する符盛(フー・セイ)氏(53歳)もその一人だ。符盛氏は、過去3年間にわたり黒腐菌核病による被害で全滅を繰り返し、まさに壊滅的な状況にあった。 しかし2024年、微生物土壌活性剤『納豆菌の力』を導入したこ...

【黒腐菌核病の克服事例】微生物土壌活性剤『納豆菌の力』がネギ農家を救った──茨城県坂東市での成功体験