<![CDATA[メディア]]> https://www.nouson-n.com/media/ Mon, 01 Dec 2025 19:08:54 +0900 Tue, 25 Nov 2025 12:00:00 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[令和7年は需要増、令和8年は慎重姿勢 農業機械業界の最新見通し 日農工地方大会]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/25/10309 日本農業機械工業会(増田長盛会長)は11月19日、広島市のANAクラウンプラザホテル広島で地方大会を開催した。大会では、各部会がまとめた令和7年・令和8年の農業機械需要見通しを決議した。

米価上昇を背景に、令和7年の需要見通しは概ね前年実績を上回るとされ、特に乾燥機・精米機の需要は前年比116%と最も高い伸び率を示した。一方、令和8年については不透明な要素が多く、慎重な判断が目立った。

今回の地方大会では、スマート農業や省力化に対応する最新農業機械の普及に向けた議論も行われ、農業機械メーカーや関係者にとって今後の市場動向を見極める重要な場となった。

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Tue, 25 Nov 2025 12:00:00 +0900
<![CDATA[農業機械士全国大会で情報交換 新会長に小川雅器氏が就任 15年ぶりのトラクタ競技会開催]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/25/10312 第48回農業機械士全国大会富山大会(主催:全国農業機械士協議会などの実行委員会)が11月14日、富山県富山市で開催された。全国から約100人の農業機械士が集まり、農作業安全農業機械の効率的な利用に関する知識共有、課題解決に向けた情報交換が行われた。

今回の大会では、15年ぶりにトラクタ競技会が開催され、農業機械士による技術力を競うイベントとして盛況となった。また、全国農業機械士協議会の通常総会では役員改選が行われ、新会長に千葉県農業機械士協議会の小川雅器氏、名誉会長に伊藤一栄氏、顧問に小田林德次氏が就任した。

農業機械士全国大会は、農業現場での安全性向上やスマート農業の推進に不可欠な知識を共有する場として、全国の農業機械士ネットワーク強化に貢献している。

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Tue, 25 Nov 2025 00:00:00 +0900
<![CDATA[農業女子プロジェクト推進会議開催 第13期方針を検討]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/25/10311 農業女子プロジェクト(事務局:農林水産省)は11月14日、第14回推進会議を開催し、第12期の活動を振り返るとともに、第13期に向けた取組方針を検討した。会場には14人の農業女子(プレメンバー含む)をはじめ、パートナー企業、はぐくみ隊、サポーターズなど多数が参加し、オンラインを含め200人超が出席した。

会議冒頭、根本幸典農林水産副大臣が挨拶。「持続可能な農業の実現には、女性を含め誰もが尊重され、活躍できる社会が重要。農業女子プロジェクトは13年目を迎え、全国ネットワークとして女性農業者の交流と成長の基盤となっている。今後も知識や能力を現場で発揮できるよう、プロジェクトを進化させたい」と述べた。

事務局からは第12期の振り返りと第13期の活動方針を説明。メンバーは10月末時点で1,105人、都道府県別では愛知が67人で最多、次いで千葉58人、長野51人、鹿児島50人、北海道・兵庫48人などとなっている。

第12期では、人材育成セミナー「NEXTラボ」を開催。テーマは①加工品製造(ファームtoマーケットラボ)②EC戦略(農園ブランドで夢を繋ぐEC戦略ラボ)③農業技術(ものテックみらいラボ)の3分野。導入セミナーと探究セミナーの2段階で実施し、アンバサダーが報告した。

第13期は、メンバーがアンバサダーとしてセミナーを企画し、企画力・ファシリテーション力を強化。さらに、日本農業法人協会など他組織と連携し、より実践的なセミナーを予定。新設の農業女子プロジェクトWebサイトをハブに、複数企業が参加するプロジェクト創出も目指す。

情報提供後、参加者による意見交換が行われた。

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Tue, 25 Nov 2025 00:00:00 +0900
<![CDATA[農研機構が乾田直播技術手順書を公開 東北6地域で普及加速へ]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/25/10310 農研機構は11月17日、東北地方における水稲乾田直播栽培技術のさらなる普及を目的に、新たな「乾田直播技術標準作業手順書」をウェブサイトで公開した。今回追加されたのは、①宮城県石巻地域②宮城県大崎地域③宮城県美里・涌谷・大崎(鹿島台・松山・田尻等)地域④岩手県花北・奥州地域⑤秋田県大潟村⑥山形県庄内地域――の6編である。

東北地方では、積雪が少なく春先にほ場が乾きやすい太平洋側地域を中心に、水稲乾田直播栽培の導入が進んできた。今回の追加により、日本海側地域向けの手順書も新たに2編加わり、普及拡大が期待される。従来の東北地域版に加え、岩手県一関、宮城県名取・岩沼・亘理・山元、宮城県仙台、福島県浜通り、新潟県下越、滋賀県湖東などの地域版も公開済みだ。

手順書では、各地域のほ場準備から収穫までの流れを事例に基づき解説し、周辺農家が選択する農業機械や技術の参考情報も提供している。2024年度時点での導入面積は、石巻地域が1,250ha、大崎地域が84ha、美里・涌谷・大崎地域が290ha、花北・奥州地域が110ha、大潟村が40ha、庄内地域が30ha規模で進展。今後、標準作業手順書の活用により、対象地域および周辺地域での水稲乾田直播栽培技術の普及加速が見込まれる。

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Tue, 25 Nov 2025 00:00:00 +0900
<![CDATA[アグリテクニカ2025 世界52か国2849社出展 革新的な農業技術を発信]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/25/10308 クボタの北尾社長㊧、花田副社長も会場を視察した

 

世界最大級の農業機械見本市「アグリテクニカ2025」が、11月9日から15日までドイツ・ハノーバー市内の国際見本市会場で開催され、大盛況のうちに閉幕した。
主催はドイツ農業協会(DLG)。テーマは「Touch Smart Efficiency(タッチ・スマート・エフィシエンシー)」で、世界52カ国から2,849社が出展し、171カ国から47万6,000人超が来場した。スマート農業や精密農業を支える革新的な技術が披露され、農業のグローバルな発展を加速させる場となった。

今回の展示は、イノベーション情報の提供に加え、「直接触れること(タッチ)」や「体験(エクスペリエンス)」を重視。スマート農業の基盤技術を実践的に体感し、現場の効率化に繋げる構成が特徴だ。

特に注目を集めたのは、新設されたデジタルファームセンター。ここでは、デジタル化、自動化、AI、ロボティクスに関する最新ノウハウが紹介され、スタートアップ企業や農業機械メーカーにとってイノベーションの中心的なステージとなった。また、ロボティクスライブアリーナでは、自律型マシンが圃場で複雑な作業をこなす実演が行われ、最先端のロボティクス技術を体験できる場として高い関心を集めた。トラクタ、収穫技術、精密農業など、未来志向のソリューションが並び、農業のデジタル化を加速させる展示となった。

日本企業も存在感を示した。クボタはオートメーション、サステナビリティ、コネクティビティを柱とした次世代スマート農業ソリューションを発表。サタケは光選別機の実演を行い、ヤンマーはITLブースで海外向けトラクタを展示。国際的な舞台で、日本の最先端技術が農業の未来を牽引する力を示した。

次回のアグリテクニカは、2027年11月14日から20日まで、再びハノーバーで開催される予定だ。

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Tue, 25 Nov 2025 00:00:00 +0900
<![CDATA[世界最大級の農業機械見本市「アグリテクニカ2025」開催 最新技術と未来農業を取材]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/25/10307 本紙は、9日のイノベーション&プレスデイから11日のアグリビジネスデイまで取材を行い、農業のデジタル化とロボティクスをテーマにした革新的な技術を紹介する。注目を集めたのは、業界最高峰の「イノベーションアワード」を受賞した技術だ。持続可能な農業や効率化に貢献するソリューションとして、メーカーや研究者から高い評価を得ている。
さらに、今回初公開となった「デジタルファームセンター」では、来場者が未来の農業を体感できる展示が行われた。スマート農業の実現に向けた最新ソリューションが並び、農業機械メーカーや資材業界、流通業者にとって新たなビジネスチャンスを示す場となった。
アグリテクニカ2025は、農業の未来を切り拓く技術革新の最前線を示すイベントとして、世界の農業関係者にとって欠かせない存在である。
(取材:佐藤博文記者)]]>
Tue, 25 Nov 2025 00:00:00 +0900
<![CDATA[電動農機で脱炭素へ|環境省補助金で購入費の3分の2を支援、申込は12月19日まで」]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/18/10306
温室効果ガス削減は農業分野でも急務である。環境省は「運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業」を令和6年度から開始し、今年度から新たに「農業機械の電動化促進事業」を追加した。認定機種の購入費用の3分の2を補助する制度で、申込期限は令和7年度12月19日までだ。

目次

対象24機種追加され34機種

 同事業は環境省管轄の予算として、農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)が受託、事務局として実施しているもの。電動農機の普及促進、市場活性化のために多様な現場における電動農機による作業のモデルケースを形成するとともに、今後の電動農機の普及拡大に向けて必要な知見を得ることが目的。予算額は約6000万円となっている。
 事業の申請要件として、①応募申請時の事業計画で事業の運用地域、用いる作業内容が示されていること②今後の脱炭素化の計画と、電動農機の特性を生かせる使用予定を盛り込むこと―が必要。補助対象は、稼働時にCO2を排出しない電動農機本体、電動農機の稼働に必須のオプションおよび電動農機を充電する装置として電動農機を製造する会社が認めた設備。また、交付決定後に購入契約をした未使用の電動農機であることが要件。すなわち、中古農機は対象外となる。また、1件の申請に対して導入する個数の制限は基本的には設けられていない。
 応募可能なのは、民間企業、独立行政法人、一般社団法人・一般財団法人・公益社団法人・公益財団法人、農業者、農業者が組織する団体、地方自治体等。なお、補助金申請受理等の円滑な運用等の観点から農機販売店等による代行申請も可能。ただし納品は令和8年2月末日まで。補助額は3分の2以内となっており、メーカーが挙げた比較対象機械と補助対象機械の価格を比較、それをもとに各機械の補助基準額が算定される。
 申請にあたっては、デジタル庁が提供している「jGrants」のシステムから申請する。事業実施主体となるJATAFFへのメール等では受け付けていない。また、「jGrants」の利用には同じくデジタル庁が運営するGビズIDアカウントの取得が必要となる。取得に当たってはマイナンバーとスマートフォンを用いれば即日発行できるが、書類申請の場合、原則2週間以内と時間がかかるため、注意が必要だ。
 申請の締切は今年12月19日。締切は目前に迫っている。
 申請の流れは、上図のようになっている。
 今回の事業はその名称からも分かる通り、二酸化炭素の排出削減を目的としたものであるため、補助対象の電動農機稼働時にCO2が無排出であり、現場等における二酸化炭素の排出量が確実に削減されることが重要となる。そのため、電動農機が申請者に納入され、当該機械が稼働したあとに事業報告書(CO2削減実績)を提出する必要がある。ただし、今年度については、草刈機等の場合使用時期を過ぎているため、使用が難しいことから削減実績がゼロでも構わない、としている。
     ◇
 申請の対象となっているのは、10月末時点で運搬車10型式、乗用型草刈機1型式、リモコン草刈機8型式、ロボット草刈機・芝刈機12型式、水田除草機1型式、高所作業機2型式の計34型式。主な対象機種については、本紙面で紹介しているので、申請の際の参考としてほしい。また、「補助基準額」については、すでに算定が終わっているものの、環境省からの通達で公表されていない。詳細については、事務局までメール(dendo-nouki@jataff.or.jp)、または電話(03―3509―1161)で問い合わせを。また、比較対象機械についても、公表していないため、前述の事務局へ。
 そのほか、申請に当たっての注意や補助金交付後の報告書等の際の注意事項もある。同協会のHPでは事業に関する説明会のアーカイブ視聴が可能となっている。申請にあたってはぜひみてほしい。また、不明点については、前述の事務局に問い合わせを。
     ◇
 なお、運輸部門等の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業については、8月末に示された令和8年度予算概算要求においても、総額14億1500万円と今年度と同額の予算を計上している。来年度については、現在予算折衝中であり、公募要領なども明らかとはなっていないが、今年度の事業の申請状況などを鑑み、改正が見込まれる。今年度の申請については、申請者から申請しづらいとの声もあり、来年度に向けてはより使いやすい事業へとブラッシュアップされることを期待したい。

井関農機アイガモロボIGAM2

 

 アイガモロボは雑草を引き抜き除草するのではなく、雑草の発生や成長を妨げ「抑草」することができる全く新しいメカニズムを用いたロボットだ。アイガモロボにより、水田をにごらせ太陽光を遮ることで雑草の光合成を妨害し、生育を抑制する。また、巻き上げられた土がトロトロ層(やわらかい土の層)を形成し、雑草種子を埋没させることで抑草効果を発揮する。
 今回、電動農機促進事業の対象となったアイガモロボの『IGAM2』は従来機『IGAM』に比べ①新採用のブラシが地面を捉えることで航行能力や地形対応力など走破性が向上。ブラシは柔軟性と弾力を備え丈夫で苗へのストレスを最小限に抑える②電源を入れるだけで自動航行を開始。あぜにぶつかることで水田の形状を学習し、網目状にくまなく航行③従来機比64%減の約6㎏に大幅な軽量化を実現。
 販売元 井関農機=東京都荒川区西日暮里5―3―14 電話03―5607―7602。

ⅠSEKIアグリ乗用芝刈機ZT4200E―S

 

業界トップクラスの56VARCリチウム電池の技術を搭載したEGO製品の乗用芝刈機「ZT4200E―S」の普及を進め、好評である。
 「E―STEERテクノロジー」を搭載した「ZT4200E―S」は、車のような走行感と、ゼロターン乗用芝刈機ならではの旋回性能を提供。革新的なステアリングハンドルによって、常に思い通りの操縦を実現。急な曲がり角でもその場でスムーズに旋回でき、最新のデジタル技術とクルーズコントロールを搭載している。コントロール、スタンダード、スポーツの3つのカスタマイズ可能な走行モードで操作性がスムーズ。
【主な特長】①「E―STEERテクノロジー」を搭載=確かなステアリング操作②「PEAKPOWERテクノロジー」=最大6個の56VARCLithiumバッテリーで電力を供給。
 発売元 ⅠSEKIアグリ=東京都荒川区西日暮里5―3―14 電話03―3803―7951。

オギハラ リフト式電動作業台車

 

 オギハラ工業のリフト式電動作業台車『フルーツボーイ』は、リフトで荷台の高さが500~925㎜まで上下でき、また立っても座っても作業できるため、棚下、運搬などの作業が1台でこなせる。導入農家からは「電動式で低騒音・低振動。三脚での危険な作業をしなくて済むようになった。安全・安心」と、高い評価を得ている。
 その他の主な特長は①荷台のガードは3方とも倒せる②荷台の椅子は2カ所に移動でき取り外しての作業もOK③オプションで荷台の長さの延長も可能な『補助荷台』も用意④オプションで補助ステップ(左)を付ければ両側から乗り降り可能、また立乗ステップを付ければ、前部に立ち乗りもできる⑤メンテナンスフリーバッテリー&充電器内蔵⑥前部からも後部からも操作しやすいパネル⑦ハンドルレバーを握り込むと緊急停止する。
 発売元 オギハラ工業=新潟県上越市新保古新田639 電話025―525―3510。

オギハラ 工業電動運搬車

 

オギハラ工業の「サンワーカー」OSW―150C―3は、低振動で運搬物にやさしい電動運搬車だ。走行スピードは低速・中速・高速の3段階。最大作業能力は150㎏を積載して連続走行約7㎞が可能。前輪駆動の3輪車だが、使用場面によりキャスター(オプション)を取り付ければ4輪仕様となり、安定性が増す。野菜畑や果樹園で収穫物を楽々運べるのはもちろんのこと、様々な作業現場で重宝する。充電は家庭用100VでOK(充電器標準装備)。
 車体寸法は、全長1580㎜×全幅806㎜×全高906㎜。荷台寸法は、長さ1100㎜~1300㎜×幅750㎜~950㎜(左右のガードを広げれば積載量を増やせる)。またガードを外せば積み下ろしも楽々。
《その他の仕様》▽本体重量=88㎏▽登坂角度=20度▽鉛メンテナンスフリーバッテリー。
 発売元 オギハラ工業=新潟県上越市新保古新田639 電話025―525―3510。

やまびこジャパン 共立電動高所作業機

  

 スマートな果樹作業を実現させる共立ブランド初の電動高所作業機「KCEB250/R」は、モーター駆動による軽快で滑らかな操作感が特長。排出ガスゼロで環境負荷を低減し、静音性の高さから早朝や住宅地近隣での作業も可能にする。
 一度の充電で約2日間という長時間の稼働を実現し作業効率の向上に貢献。直感的なジョイスティック操作や超微速走行機能により、高所作業やブドウ・なしの棚下作業における作業負担を大幅に軽減。安全性を高める傾斜センサーも標準装備され、次世代の農業・管理作業を強力に支援する。
 走行・旋回操作は1本の操向レバーに集約し、デッドマン方式の採用で安全性も確保。リンゴやモモなどの高所作業はもちろん、ブドウやなしの棚下作業にも対応。 本機に座ったままの楽な姿勢で作業でき、作業負担を大幅に軽減させる。
 販売元 やまびこジャパン=東京都青梅市末広町1―7―2 電話0248―32―6181。

ハスクバーナ・ゼノア高性能ロボット芝刈機 

 

「オートモア550 EPOS」は、最大1.5万㎡対応の大規模緑地向け業務用ロボット芝刈機。 
 Husqvarna EPOSワイヤレステクノロジーを内蔵し、物理的な境界ワイヤーが不要。RTK―GNSS技術で約2㎝までの高精度で芝刈り範囲を仮想設定できる。さらに、プロの現場で求められる刈取りパターン(ダイヤモンド、チェッカーボード、平行など)を実現。専用アプリから遠隔で製品全体を監視・制御・分析ができ、複数の作業エリアを個別にカスタマイズ管理(刈高、タイムスケジュール、パターン)できる点も業務用ならではの特長。一時的な進入制限ゾーンの設定やメンテナンスのための駐車スポット指定もアプリで可能。最大45%(24度)の勾配に対応。雨天でも稼働するため計画変更等の煩雑さが不要となり、省力化にも貢献する。  
 販売元 ハスクバーナ・ゼノア=埼玉県川越市南台9―1 電話0570―550―933。

ハスクバーナ・ゼノア傾斜対応ロボット芝刈機

 

「オートモア 435X AWD NERA 」は、最大35度(70%)の傾斜エリアまで対応可能な高性能ロボット芝刈機。このAWD(四輪駆動)モデルは、乗用芝刈機が不得意とする急斜面や複雑な地形、ラフ地などにおいても優れた機動性と牽引力を発揮。特筆すべきは連結式ボディデザインを採用している点。これにより、複雑な芝生での優れた操縦性と起伏の多い地形での高いトラクション性能を実現する。
 GPSを搭載し、芝生の仮想マップを作成するAIMテクノロジー(Automower Zone Control)が使用でき、アプリから作業エリアや一時的な進入制限ゾーンを簡単に設定可能。超音波センサーによる障害物検知機能も装備してワイヤレスの設置も対応。条件が整えば最大5000㎡の敷地管理が可能。難易度の高い敷地の芝刈りに最適。
 販売元 ハスクバーナ・ゼノア=埼玉県川越市南台9―1 電話0570―550―933。

みのる産業ハウス内管理作業台車

 

みのる産業はハウス内管理作業台車が対象機種。「GW―50」は昇降範囲が485㎜~3600㎜で、パプリカ用高軒高ハウスにも対応。大規模ハウスでの誘引・芽かき作業に活躍する。移動車輪の出し入れは、操作ボックス下部のダイヤルにより立ったまま楽な姿勢で行える。車輪を出す際に機体が縦方向に出るため、レールへの位置合わせが容易。移動車輪は床面の横移動も可能。操作ボックスはシンプルで使いやすく、DC24V電源が取得できる。非常停止ボタンを3カ所に設置。フットスイッチは誤操作を防ぐ安全カバー付き。また手動操作レバーで作業台が下降し移動車輪を格納できる。高性能バッテリーを搭載し過充電防止機能付き充電器を内蔵。角部の少ない設計で温風ダクトを傷付けにくい。昇降範囲が630㎜〜3080㎜の「GW―41」も対象機。
 発売元 みのる産業=岡山県赤磐市下市417 電話086―955―1123。

RE ACT自律移動ロボット

 

REACTの陽牛(Hinogi)は、農業や果樹園における重量物運搬を効率化するために開発された、4輪駆動のロボット台車だ。
 最大積載量100㎏(平地での牽引は1tまで)、最高速度0.8m/sで、400Wのモーターを2つ搭載。農機用タイヤと4輪駆動の組み合わせにより傾斜15度までの不整地やぬかるんだ地面でも走行可能。安全面では前後備え付けのLiDAR(レーザーセンサー)が360度の障害物検知を行い安定運行を支える。
 主な機能は、作業者を自動で追尾する「人追従」、コントローラーによる「リモコン操作」、走行ルートを現場で記録する「その場教示」、地図を登録する「事前教示」の4種類。収穫、薬品散布、リアカー牽引といった多様な作業における現場の負担を大きく軽減。
 製造・発売元 REACT=栃木県宇都宮市陽東7―1―2ロボティクス・工農技術研究所内、電話028―662―3332。

ササキコーポレーション電動リモコン作業機「スマモ」


狭い太陽光発電パネル下の除草管理に活用されている電動リモコン作業機「スマモ」。全高がわずか400㎜なので、低く狭い場所での作業が得意。排気ガスゼロの電動バッテリー駆動でCO2排出を削減。走行ユニットの電源ボタンとリモコンの電源スイッチを入れるだけで誰でも簡単に始動でき、家庭用100Vコンセントで充電可能。時間にしておよそ120分。1回の充電にかかる電気料金は約20円と非常に経済的な機械だ。
 もう一つの特長がアタッチメント交換できる点。刈幅716㎜の広幅作業ができる「草刈アタッチ」のほか、太陽光の架台周りやフェンス際などに生える草の草刈りが簡単にできる「際刈アタッチ」、水田のあぜ上面や法面作業を得意とする「畦草刈アタッチ」をラインアップ。用途に応じて使用できるのも好評。
 発売元 ササキコーポレーション=青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1―259 電話0176―22―0308。

ハスクバーナ・ゼノア次世代型ロボット芝刈機

 

今年登場した次世代型高性能ロボット芝刈機「オートモア410XE NERA」。境界ワイヤー不要のEPOSテクノロジーに対応し(プラグインキット別売)、設置の柔軟性とメンテナンスフリーを実現。同機ならではの特長は芝生の端まで刈り込むエッジカット機能の搭載。手動による刈り残し処理を大幅に削減し、徹底した省力化に貢献する。
 ワイヤー設置では1000㎡だが、プラグインキットを取り付けワイヤレスにすることで1500㎡まで対応可能。内蔵レーダーによる障害物検知・回避機能を持ち、専用アプリでゾーンコントロールや刈高調整もできる。このロボット芝刈機はバッテリーで駆動する低排出ガス製品なので環境負荷の低減に寄与。GPS盗難防止策や霜ガードなど、公共の場でも安心して使える機能も充実している。
 販売元 ハスクバーナ・ゼノア=埼玉県川越市南台9―1 電話0570―550―933。

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Tue, 18 Nov 2025 00:00:00 +0900
<![CDATA[ヤンマーアグリ、海外販売ネットワーク強化へ|グローバルパートナーズミーティング開催]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/18/10305  ヤンマーアグリは14日、ヤンマー東京ビルで海外の代理店や販売店などが一堂に会する「ヤンマーアグリグローバル重要パートナーズミーティング」を開催。17カ国から120名が参加し、営業統括方針、商品企画部方針、CS統括部方針についてそれぞれ説明が行われた。
 オープニング映像では、ヤンマーグループのビジネスや価値観「HANASAKA」を紹介。
 開会のあいさつで、ヤンマーHDの山本多絵子取締役(CMO)・マーケティング部長は、日ごろの活動に感謝を示したうえで次のように述べた。
 「マーケティングは製品中心から顧客中心へ転換し、農家の声を重視しています。地域間でデータや成功事例を共有するグローバルネットワークを構築し、ヤンマーの目的である『持続可能な未来』を世界に発信します。デジタル施策とブランド活動を強化し、顧客との繋がりを深めると共に、皆様と協力し各市場でヤンマーブランドを具現化します。新技術やアイデアを融合し、ワクワクするソリューションを共に創出していきましょう」。続いて、ヤンマーアグリの所司社長がアグリ事業方針を説明した。「ヤンマーグループのネットワークは全世界でグローバルにビジネスを展開している。ヤンマーは海外拠点に現地法人と、パートナーディーラー、ディストリビューターの皆様をあわせたネットワークで世界各地でアグリビジネスを展開させて頂いている。パートナーの皆様との協力関係のもと、ヤンマーアグリは売上を順調に伸ばしています。目標は2030年までに海外売上を現在の2倍にすることです。グローバルの需要状況を見ると、日本、中国、インド、ブラジルは好調ですが、穀物価格や追加関税の影響で米国、トルコ、欧州は厳しいです。さらなるパートナーシップが不可欠だと理解しています。ヤンマーとともに目指すべき指針に沿って、ゴールに向かって推進できればと思いますので、引き続き協業をよろしくお願い致します」。
 午後は、表彰式のほか、バングラデシュやエクアドルからの成功事例の紹介などが行われた。
 また、ランチタイムは「お米と楽しむ」をテーマにした2階のレストラン「アステリスコ」にて行われ、ヤンマー東京ビルの視察も行われた。]]>
Tue, 18 Nov 2025 00:00:00 +0900
<![CDATA[ハスクバーナ・ゼノアのロボット芝刈機「Automower」6機種が環境省補助金対象製品に採択]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/04/10304 Tue, 04 Nov 2025 12:00:00 +0900 <![CDATA[井関農機「アイガモロボ(IGAM2)」が環境省補助金対象機械に認定 電動農機の普及を後押し]]> https://www.nouson-n.com/media/2025/11/04/10303 Tue, 04 Nov 2025 12:00:00 +0900