<![CDATA[メディア]]> https://www.nouson-n.com/media/ Mon, 23 Mar 2026 07:29:39 +0900 Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[ササキ スマート追従畝またぎキャリア発表 人や畝を自動追従]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10488 ササキコーポレーション=佐々木一仁社長、青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1―259=は3月10日、関東営業所でキャベツ、ブロッコリー、レタス・白菜など野菜の選別収穫の省力・省人化を実現させるスマート追従畝またぎキャリア「SATSUKI(さつき)/SAP300」製品を発表した。畝と人を自動追従して運搬を自動化。実演で能力を披露した。
冒頭で甲地重春取締役技術開発部長は、開発の背景に農業現場の深刻な労働力不足と高齢化をあげた。「農作業の大きなウエイトを占める『運搬作業』の省力化に着目した。この工程を自動化することで身体の負担を減らし、若者が参入しやすいスマートな農業への転換を促したい」と述べ、既存の追従機とは一線を画す同機独自の機能を強調した。
 「SATSUKI」は、状況に応じて使い分けられる2つのモードを搭載。第一は、超音波センサーを用いた「畝の自動追従モード」。
 機体下部に配された計4つのセンサーが畝との距離を正確に感知し、タイヤが畝を踏まないよう常に一定の距離を保ちながら自律走行する。「畝そのもの」を認識して進路を修正するため、人が介在せずとも通路の中央を走り続けることを可能にしている。第二は、フロントに搭載された3Dステレオカメラによる「人追従モード」。AIが特定の作業者を識別し、1mの距離を保って忠実に後を追う。人が動けば進み、止まれば即座に停止。作業者は収穫や選別といった付加価値の高い作業に専念することができる。
 走行を支えるため左右2つの単独モーターによる独立駆動を採用。最大積載量300㎏で、登坂傾斜角は空荷状態で25度。バッテリー駆動、音も静かなので早朝でも作業ができ、バッテリー1個あたりの稼働時間の目安は約3時間。2個まで搭載することができる。安全面もセンシングによる停止機能と物理的なバンパースイッチを併用して万全を期している。更に作業者の身体的負担を軽減するために電動昇降装置を搭載。トラックの荷台高さに合わせることもできるので、「荷物の移し替え時に中腰姿勢にならずに済む」と説明した。
 実演デモでは、カタログスペックを裏付ける圧倒的な実用性を証明。「人追従モード」では、作業者が歩き出すと機体が一定の距離を保って滑らかに追随し、立ち止まれば即座に停止する様子を披露。さらに、畝を模したコースでは「畝追従モード」に切り替え、オペレータが一切触れることなく超音波センサーが畝の形状を読み取り、左右独立モーターを細かく制御して進路を補正。タイヤが畝を踏むことなく、正確に中央を走り抜ける自律走行能力を証明した。「手動」を含めた各モードの切り替えは、機体ハンドル部のコントロールパネルにあるスイッチで簡単に行え、運転状態は表示灯でモード毎に色を変えて通知されるので分かりやすく、安全性についても追従中の機体の前に飛び出すと即座に自動停止する点を実演。荷台幅は手動で容易にスライド調整をしてみせ、高さ調整もボタン一つの電動操作で行える操作も実演。特に軽トラックへの積載のため、荷台幅を最小サイズへ変形させたのを見て実用的だと感じさせた。戸田勉取締役営業本部長は「協力いただいた農家からも高い評価をいただいたので中小規模の野菜畑、特に高付加価値野菜の産地へ提案したい」と市場展開は、現場の声を即座に反映させるため受注生産の形をとる考えで、今後の反応に期待していた。
 ※稼働の様子やスペックなどは記事中のQRコードより参照を。
 ササキコーポレーション=佐々木一仁社長、青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1―259=は3月10日、関東営業所でキャベツ、ブロッコリー、レタス、白菜など野菜の選別収穫の省力・省人化を実現させるスマート追従畝またぎキャリア「SATSUKI(さつき)/SAP300」を発表した。畝と人を自動追従して運搬を自動化。実演で能力を披露した。

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Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[筋肉vs機械?前代未聞の採用ブランディング サタケニュースレター]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10487  第2戦の対決内容は、サタケの主力製品の一つである「光選別機」。10㎏のお米の中から「肉」と書かれた一粒を、人は機械より早く見つけられるのか。一見すると「バカバカしい」と思われるような挑戦だが、私達は今回も本気だった。この動画はInstagramで公開されるやいなや、驚くべき反響を呼んだ。
 第1戦の再生回数が約4000回だったのに対し、第2戦では一気に4万8000回再生を突破したのだ。製造業の公式アカウントとしては異例の数字であり、社内からも「面白い」「技術の高さも伝わる」といったポジティブな声が次々と上がった。
 現在、製造業全体が深刻な採用難に直面している。特に若年層の皆さんにとって、B to Bの機械メーカーはどうしても「なんだか堅そう」「難しそう」という先入観を持たれがちだ。
 今回の企画を通じて本当に伝えたかったのは、筋肉の強さそのものではない。そこにあるのは「挑戦を楽しめる風土」だ。「仕事にはどこまでも本気。でも、笑いも忘れない」。この遊び心こそが、次世代を担う学生たちに最も届けたかったサタケの「温度感」だった。
 「技術力」という言葉の裏側には、こんなにも人間臭くて、挑戦を楽しむ仲間たちがいる。広報担当として、この「筋肉と技術の真剣勝負」を通じて少しでも多くの方にサタケという会社の「素顔」を知っていただければ幸いだ。
 ※マッスルブラザーズについて=日々異なる業務に向き合うプロフェッショナルたち。彼らの筋肉は業務によるものではなく、終業後にジムへ通うなど、各自のストイックな努力の賜物。]]>
Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[新社長に亀井宏眞氏 日農機製工と日農機]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10486  【日農機製工の新体制(敬称略)】▽代表取締役社長=亀井宏眞(新任)▽取締役(管理部長)=山崎和彦▽同(製造部長)=相馬秀樹▽同(技術部長)=長谷川陽一▽同(非常勤)=農端洋行▽監査役(同)=秋田勝利▽同(同)=廣西聡。
 【日農機の新体制(敬称略)】▽代表取締役社長=亀井宏眞(昇任)▽取締役(営業部長)=山下博将▽同(道央支店長)=矢野元裕(新任)▽監査役(非常勤)=秋田勝利▽同(同)=廣西聡。
 【亀井宏眞(カメイヒロマサ)新社長の略歴】昭和48年2月5日生まれ、出身校は産業能率大学。平成10年11月日農機入社、21年12月同社管理部総務課長、28年12月同社管理部次長、29年12月同社管理部長、30年3月同社取締役管理部長、令和4年3月同社常務取締役、8年3月日農機製工代表取締役社長、日農機代表取締役社長。]]>
Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[フィリピンのメタン排出削減JCM プロジェクト アセアン最大規模 クボタ等3社で本格事業化]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10485  「AWD」(間断灌漑)は、水稲の栽培期間中、水を抜いて水田の地表面を十分乾燥させた後、再度湛水するという潅水制御を複数回にわたって繰り返す水管理手法だ。水田土壌内にはメタン生成菌が存在し、嫌気条件下では稲わらなどの有機物を餌に温室効果ガスであるメタンを発生させるが、断続的に水田から水を抜くことで常時湛水時より土壌中により多くの酸素を供給すると、メタン生成菌の活動が抑制され、メタン排出量が低減する。
 メタンは二酸化炭素の28倍の温室効果を持ち、地球温暖化において二酸化炭素の次に大きい寄与因子と言われている。稲作が盛んなフィリピンでは、全産業で排出される温室効果ガスのうち約20パーセントが水田由来のメタンと推定される。
 ※国際連合食糧農業機関統計データベース(FAOSTAT)およびClimate Watch(CAIT)より取得したデータを用いてクボタにて試算。
 AWDにより、水田由来のメタン排出量を平均45パーセント、灌漑用水の使用量を最大30パーセント削減できるとされている(QRコード)。このため、AWDは温室効果ガス削減の有効な手段並びに灌漑用水の効果的な利用による米の生産性向上のための手段として注目されている。
     ◇
 民間JCMプロジェクトは、2023年9月から、このAWDのフィリピンにおける普及と民間JCMプロジェクト登録を目的とする実証事業として開始した。現地で灌漑設備を運用している灌漑局等と密に連携し、農家へのサポートや地域社会への貢献に積極的に取り組むことで、現地の理解を得ながらプロジェクトを推進している。3社による価値共創の成果として多くの農家の参画を得ることができ、対象面積はAWDの民間JCMプロジェクトとして最大規模となる約1万4000ha(2025年末時点)にまで拡大した。
 なお、本プロジェクトは今後、対象面積を2029年までに約4万haまで拡大する予定だ。また、本プロジェクトにおいて、協力農家向けのトレーニングで、適切な施肥管理や病害虫対策等の講習を行っており、安定的な米生産にも貢献している。
 【取り組みの例】①農業の高度化に資する農家向けトレーニング(AWD実施方法に加えて、種子の選定方法や土壌の管理方法、栄養・施肥管理、収穫前後管理など米栽培知識全体を含む)の実施。
 ②カーボンクレジットによる収益の一部を現地に還元するベネフィットシェアリングの仕組みの導入。
 ③デジタルMRVプラットフォーム(クレアトゥラが開発したLynxAWD。MRVはMeasurement,Reporting and Verificationの略。AIや衛星データを活用した水位の判定やオフラインでも使用可能な写真撮影アプリの活用を通じ区画毎のモニタリングや運用実績管理の省力化と透明性の確保を両立し、大規模化を実現)を活用した現地業務の省力化と透明性の両立による大規模化の実現。
 現在は、第三者機関(合同委員会により指定されるプロジェクトの妥当性確認、GHG排出削減量及び吸収量の検証を行う機関)による検証の最終段階にあり、今後、日比両国政府の代表者で構成するJCM合同委員会(日本国及びパートナー国の代表者により構成される委員会。JCMの実施に必要な規則やガイドライン等の採択、提案された方法論の承認、プロジェクトの登録並びに発行するJCMクレジット量の決定及び各国政府への通知を行う)の承認を経て、農業分野における初の民間JCMプロジェクトとして登録される見通しだ。2026年度からの日本版排出量取引制度(GX―ETS、一定のGHG排出量を超える企業を対象に排出枠を割り当て、その排出枠に対する過不足分を取引させることで温室効果ガスの削減を促す制度)の本格始動を前に、JCMは日本における脱炭素の重要な手段として存在感を高めている。3社は、本プロジェクトによるJCMクレジットの安定供給を通して、カーボンニュートラル社会の実現と持続可能な農業の普及に貢献していく。
 クボタでは「本取組は農業と社会の持続的な発展に貢献するものだ。クレアトゥラ様および東京ガス様がそれぞれ有する専門性や知見と、クボタが長年にわたり農業分野で培ってきたネットワークや知見を掛け合わせることで、環境価値の創出と地域社会への貢献を両立する持続可能なモデルの構築をめざす」としている。]]>
Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[目指すはトップセールス]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10484  【奥田拓也さん】入社後は整備を中心に研修。今は先輩に同行し、整備やオイル交換など行っている。「訪問先では、上がってお茶を飲んでいくよう言って頂いたり…。農家さんの温かさを感じている。この厚意に報いられる営業マンになりたいと思った。目指すはトップセールスです。まずは信頼関係を築く。予防整備などお客様がお困りになる前の一歩先の提案もできるようにしていきたい」と。
 【杉山祐樹さん】「人間関係が温かく風通しのいい会社だと感じている。お客様に、これからの経営に役立つような世間話のできる営業マンになりたい。そのためには情報をキャッチするアンテナも大事だと思っている。僕も目指すはトップセールスです」と笑った。
 4月、関東甲信クボタで研修。農機整備技能士資格も取得予定。先輩社員にとっては、かわいくて、また手強い存在となりそうだ。]]>
Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[キャニコムが大賞 ネーミング大賞表彰式開催]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10483  農業資機材メーカーからは20年連続で入賞しているキャニコム(包行良光社長、福岡県うき市吉井町福益90―1)の不整地運搬車「ムーンサルト・ダンパー」が、約4000票を獲得し、節目となる20年目で3回目の大賞に輝いた。]]> Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900 <![CDATA[オーレック 新デザインハンマー 足回りを強化し快適作業]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10482  立ち乗り型のハイスピード型雑草草刈り機で、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」の登録技術を採用。コスト削減や品質向上を図るプロの信頼に応える。
 今回の刷新では、新たに採用したエンジンカバーが印象的。洗練された外観へと進化すると共に、エンジン部を埃や雑草から守る。
 また足回りが強化され、車速はシリーズ最高速となる7.5㎞/h、馬力は13PS。同社HRC805と比べ作業能率が2倍になっている。さらに左右独立したHST(無段変速機構)により高効率な作業を実現。左右のレバー操作だけで感覚的な操作が行える。左右を前に倒せば前進、後ろに倒せば後進、片側の操作で旋回し、左右を逆方向に動かすと、その場旋回であるゼロターンが可能。無駄の無いスムーズな動きで、複雑な地形や立ち木、支柱などの障害物が多い現場でも、高い機動力を発揮し、切り返しなどのストレスを感じさせない。
 作業部の昇降を電動化。手元のレバーを操作するだけで、30~320㎜まで刈高が簡単に調整できる。刈高の調整幅が大きく、作業性・メンテナンス性が向上する。
 耐久性も向上。ハンマーナイフは幅と厚みをアップした46枚を装備。欠け、変形を軽減し、長持ちするように改良され、過酷な環境でも安定した性能を長く維持し、交換の手間も少なくする。また、ロータリーカバーも耐候性鋼を採用し、腐食に強く錆が進行しにくい。
 メンテナンス時期の正確な把握や作業管理に有用なアワメーターを標準で備える。
 オプションで石の飛散を抑えるチェーンガードセットや、万が一に備える消火器セットも用意。安全性を高め、プロの要求に応える。
 《主な仕様》▽寸法=全長1725×全幅1000×全高1140㎜▽重量=335㎏▽車速=高速前進0~7.5、高速後進0~4.5、低速前進0~4.5、低速後進0~2.6㎞/h▽能率=0~6.0反/時間▽車輪(前/後)=樹脂タイヤ/ゴムクローラー▽刈幅=800㎜▽刈高=30~320㎜(無段階)▽ナイフ=ハンマーナイフ46枚▽エンジン型式=GX390UT2XSE2C▽出力=13PS。
 《希望小売価格(税込)》170万5000円。]]>
Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[高温障害対策へ各社イチオシ]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10481  猛暑や高温が常態化する中、作物の生育不良や品質低下、根張り不良など、農業現場では高温ストレスへの対応が喫緊の課題となっている。こうした中、植物本来の生理機能を引き出し、環境ストレスへの耐性向上を図るバイオスティミュラントをはじめとした農薬・肥料資材への関心が高まっている。本特集では、高温条件下でも安定した生育や収量確保を支えることを狙いに、各社が提案する一押しの資材を紹介。高温障害対策を「資材の力」で支える最新の技術に迫る。

 

日本農薬 殺菌剤「フジワン」 白未熟粒抑制にも効果

           

 水稲のいもち病などの殺菌剤として知られる「フジワン」(有効成分イソプロチオラン)は、米の高温障害である白未熟粒の発生を抑える資材としても農薬登録を取得している。
 白未熟粒とは、登熟期に高温や日照不足等の悪環境にさらされることで、玄米中のデンプンがうまく蓄積されず、デンプン粒とデンプン粒の間に隙間ができ、光が乱反射して白く濁って見える米のことである。出穂後10~15日の高温により多く発生し、平均気温が26℃を超えると急激に増加する。
 白未熟粒はデンプンの蓄積具合によってタイプ(乳白粒、基部未熟粒、腹白粒、背白粒等)が異なる。発生すると、米の品質低下(等級低下)につながると懸念される。
 フジワン粒剤は、こうした白未熟粒の抑制にも効果があるとして農薬登録を取得している。出穂10~20日前に散布することで、根張りが良くなり、葉からの蒸散が活発になる。そして気化熱により穂層の温度を低下させることができる。稲体への高温によるダメージが軽減されるとともに、籾へのデンプンの転流が促進されるため白未熟粒の発生を軽減することができる。
 同社の試験事例においても、無処理と比較してフジワン区では白未熟粒の発生が約20%減少したことが確認されている。
 穂いもち・稲こうじ病の防除と共に、白未熟粒の発生軽減や登熟歩合向上にもつながるため、効率よく対策ができる資材だ。
 高温障害対策には品種改良や土壌改良といった多角的な対応が求められるが、これらを短期間で実現するのは難しい。その点、フジワンは農薬登録によって効果が裏付けられており、即効性のある高温対策の一つだ。
 またフジワンは、1975年の発売から昨年に50年を迎えた日本農薬のロングセラー商品。現在も病害への感受性を維持し、さらに気象条件の厳しい中でも高品質米の生産に貢献している。

 

 

ハイポネックス 「菌根菌」を活性化 鳥取大との共同開発BS

 

 ハイポネックスジャパンのマイコエナジーは、圃場に存在する土着の菌根菌を活性化し、作物への共生率を高めるバイオスティミュラント資材である。菌根菌は、根の届かない広範囲の土壌から水分やリン酸を吸収し、植物に供給する働きを持つ。マイコエナジーは菌根菌の菌糸伸長と分岐を促進することで根への感染率が向上し、養分・水分吸収を安定させることにより、環境ストレス下での作物生育を支える資材として位置付けられている。
 鳥取大学との共同開発によるもので、植物由来成分を利用した資材。また、肥料や農薬には該当せず、菌根菌のRhizophagus属およびGlomus属に効果があることを確認している。
 一方で、効果が得られにくい条件として、土壌中の菌根菌密度が極端に低い場合、可給態リン酸が高い土壌、トリコデルマ菌資材を併用している場合、滞水状態など酸素不足の環境が挙げられている。また、作物の生育ステージや生育状況によっては効果が出にくいケースもあるため、現在も各種試験を実施中としている。
 また、ライゾーは根を活性化する資材で、二次根や三次根、毛細根の活性化に効果があるのが特長である。育苗期から使用することで根量を確保し、定植後の活着を安定させる効果が期待されている。高温条件下では地上部の生育が先行しやすく、地下部が弱くなりがちだが、ライゾーを活用することで根系を充実させ、その後の生育を安定させる土台づくりに役立つ。水稲、施設野菜、果菜類など、幅広い作物で利用されている。
 ボンバルディアは、アミノ酸およびフルボ酸、多糖類を主成分とするバイオスティミュラント資材で、養分吸収効率の向上と作物体内の生理機能のサポートを目的としている。フルボ酸のキレート効果により土壌中のミネラルや微量要素の吸収を助け、アミノ酸補給によって高温環境下で低下しやすい光合成や養分転流を補助する。水稲では、出穂前後のドローン散布による白未熟粒の軽減試験を行っており、高温年における生育・品質の安定に向けた資材として活用されている。

HS―2普及を推進 ケーツーコミュニケーションズがヒューミック倶楽部で講演

 

 ケーツーコミュニケーションズ=東京都千代田区内神田1―13―1=が普及を進めるバイオスティミュラント資材「HS―2プロ」を利用する生産者と、研究者をはじめ専門家との協働、技術情報の共有、研究、普及を目的とした「ヒューミック倶楽部」の「第6回総会」が、2月25日午後に都内で開催された。
 今回の総会は「腐植の連続性」をテーマに、日本腐植物質学会委嘱評議員(元会長)の青山正和氏(弘前大学名誉教授)と同社の小嶋康詞社長との共同研究が実を結び、「Springer Nature」への論文発表が叶ったこと、及び特許取得を記念して行われた。加えて、前日本土壌協会会長で東京大学名誉教授の松本聰氏が同社顧問に就任したことを祝し、二つの講演を中心に、「HS―2プロ」シリーズ製品の優れた特徴をアピールする内容となった。
 「HS―2プロ」は、スギ・ヒノキの間伐材を4年かけて完熟堆肥化し、水のみでフミン酸・フルボ酸を同時に抽出した水溶液で、その製法は特許を取得。高温障害などに悩まされる農家などから期待が高まっている。
 「HS―2プロ」に関連した講演では、東日本大震災の被災地である福島県浪江町でネギ(15‌ha)、同郡山市で水稲(40‌ha)などを栽培する、なかた農園代表取締役の中田幸治氏が実践事例を紹介した。表土を削る除染作業により「腐植」が減少し、痩せた土壌を、「HS―2プロ」など「腐植」の力で蘇らせることで、寒冷地でも2月にネギの定植が可能なことや、水稲における圧倒的な発根力などの効果を報告した。
 一方、㈱ニチノー緑化新規事業推進グループの鬼原久和氏は、「HS―2」シリーズの「シダーグレイス」を利用して、暑さに弱いベントグラスを用いたゴルフ場内での過酷試験の結果、ランナーや根の伸長、老化抑制など、高温障害対策への寄与を幅広く報告した。
 また、地元住民など官民連携ですすめる「氷川神社100年の森プロジェクト」では、代表の鈴木圭介氏より、「HS―2」を活用した土壌改良の中間報告が行われた。

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Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[米の価格形成 2万437円/玄米60㎏ コスト指標作成方法で合意]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10480  こうした計算式をもとに米穀機構において算出した具体的な数値(令和8年3月時点)をみると、生産段階のコストは玄米60㎏あたり(以下同)2万437円で前年同時期の試算から716円上昇している。このほか、集荷段階は2544円(対前年同期比72円上昇)、卸売段階2346円(同66円上昇)、小売段階5028円(同150円上昇)といずれの段階でも上昇。合計では、1004円の上昇となった。なお、精米換算(歩留まりを0・9と仮定)では、5㎏あたりの4段階合計のコストは2811円。
 なお、実際に運用する際は、生産費については、生産条件(平地や中山間地)や地域差もあることから各産地で実態に沿って形で換算することが想定されている。]]>
Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900
<![CDATA[農機技術クラスター総会 開発・安全・API推進 高湿材適応コンなど披露]]> https://www.nouson-n.com/media/2026/03/17/10479  産学官連携のプラットフォームで現場ニーズを踏まえた農業機械の開発や農作業安全対策、農機API連携等を進めてきた「農業機械技術クラスター」の総会が6日、さいたま市の農研機構農業機械研究部門はなの木ホールで開催され、令和7年度の事業活動結果とともに、事業見直しの内容や令和8年度以降の活動方針などが示された。総会後には、完了課題である「高湿材適応コンバイン」(令和8年市販)および「土塊・石礫除去装置付きポテトハーベスタ」の実機見学も行われた。

 

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Tue, 17 Mar 2026 12:00:00 +0900