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秋田県農業特集 戦略的複合構造進める秋田県 「秋系821」に期待、園芸メガ団地の全県展開

秋田県農業特集 戦略的複合構造進める秋田県 「秋系821」に期待、園芸メガ団地の全県展開
日本の主食であるコメが最も輝く〝新米の季節〟がやってきた。米づくりは秋田県農業の主役だ。その秋田県で、いま期待を集めているのが米の新品種『秋系821』だ。
秋田県農業は、『あきたこまち』1枚看板から脱却し、フレッシュなイメージを持つ極食味米『秋系821』をラインナップに加えることでブランド力を強化、また業務用米等にも目配りした競争力の高い米づくりで、お米のオールラウンダーを目指している。それと共に、園芸メガ団地を全県展開し、畜産も強化、戦略的複合生産構造への転換を強力に推進。その変わる秋田県農業のシンボルとしても『秋系821』には期待が集まる。
 秋田県農業は別項のように現在「第3期ふるさと秋田農林水産ビジョン」を実施している。その中心となっているのが米生産。米依存からの脱却、複合型生産構造への転換を推進しているが、米は単に農産物の1つというより、秋田県民の心の拠り所となっている。米については、これを基幹に据えた上で国の米政策の見直しを踏まえて秋田米の戦略的な生産・販売と水田フル活用を推進する。秋田米新品種ブランド化戦略は、令和7年度を目標期間として、全国のトップブランド米の地位を確立する。このために育成してきたのが『秋系821』だ。名称を全国に公募し、11月決定。新しい名称を受けてキャンペーンが展開される。首都圏及び秋田県内を重点エリアとして、集中的にプロモーション活動を実施する。
 その注目の『秋系821』だが、平成22年に開発事業がスタート。食味に徹底的にこだわって開発された。その優れた食味と存在感で秋田米の牽引役となることが期待されているという。
 栽培特性などは別項に詳しいが、簡単に紹介すると、「あきたこまち」より出穂期が6日遅く、収量は「こまち」並みでいもち病に強く、高温や低温による品質低下も少ないという特性がある。
 農地のほとんどを水田が占める秋田県では、主食用米、加工用米、備蓄米、飼料用米等を取り入れた稲作を基幹として、大豆やソバ等の土地利用型作物に、枝豆やネギ、アスパラガス等の収益性が高い園芸作物を組み合わせ、水田を適切に維持しつつ、そのフル活用を推進し農業生産・農業所得の最大化を図ろうとしている。
 また、コメの消費量が減少しつつある中で、持続的に発展していくために、米の産出額を維持しつつ、園芸や畜産などを拡大し米を基幹とした複合型生産構造への転換を加速している。
 本紙では今回、秋田県農業特集号としてこうした動きを特集する。更には県内の農機販売最前線や、雑草防除の現状と今後の対策なども紹介する。

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